シアオは別れを告げに来たチン・ザオから、ランが彼女に大金を渡したことを知らされる。ランを訪ねて二度としないよう咎め、わだかまりを解くが、その晩、ランは高熱を出してしまう。２人は救急外来に駆け込むがランが頑なに血液検査を拒み、解熱剤をもらうだけで帰宅することに。一方、ユエンチーのことが気になって仕方がないジアロンは、会議の開始時間を彼にだけ1時間早く伝え、２人の時間を作ろうとするが…。

シアオの家を訪ねたチン・ザオだったがシアオは不在だった。チン・ザオは玄関に置かれた合鍵を見つけ家の中に入ろうとするが、パンズが現れたため慌てて家をあとにする。その夜、ランもシアオの家を訪ねるが留守で電話も繋がらない。心配になったランはパンズの店を訪れ、あれこれと相談する。ランがパンズとの食事を終えて再びシアオの家を訪れると、部屋の中にチン・ザオが！ 驚いたランが、なぜいるのか問い質すと…。

ランは白血病の再発が疑われ、西京で検査を受けることになる。シアオにはそのことを打ち明けられず、連絡も断っていた。そんなある日、彼のほうから別れを告げる電話が…。涙に沈むシアオとラン。シアオはランとの思い出が詰まった部屋を引き払ってよそへ引っ越す。傷心の日々を過ごすランだったが、彼女が病気のせいで元気がないと思いこんでいるユーは、ランのために滋養のつく食材を買い込み手料理を振る舞おうとする。

西京で治療を受けているランは、皆から1人暮らしを心配されるため、大学の寮に戻ることにする。再びディン・シアオランらルームメイトと暮らし始めるが、ある日シアオランが大学の近くの生花店にいる男性に一目惚れしたという話を耳にする。一方、ジアロンは久しぶりに会ったユエンチーに娘の病気の再発を打ち明ける。長期休暇を取って治療に付き添うというジアロンに、ユエンチーは一度だけ恋人になってほしいと迫る。

寮の部屋では相変わらずシアオランが一目惚れしたという生花店の男性の話で盛り上がっていた。ランは積極的に話に加わることはないものの、復学後はルームメイトたちとそれなりにうまくやっていた。一方、シアオは、病気のために安く売られている闘魚を見つける。そして病気でも価値は変わらないと言い、定価で買い取って飼うことにする。そんなある日、ランはシアオランから生花店の男性の写真を見せられるのだが…。

ユエンチーが大学院を卒業する日、姉のシアオリーはパンズや弟の友達を食事に招待した。ランが来るとは知らず、パンズがシアオに声をかけていたため、予期せず２人は気まずい再会を果たす。ルームメイトやユエンチーを含めて全員がハラハラしながらその様子を見守っている中、ユーだけが何も知らずにいた。テーブルの下でランに手をつかまれていたシアオはついに我慢しきれず、彼女を連れてレストランを抜け出して…。

本当の気持ちを確かめ合ったランとシアオは、何度も口づけを交わす。２人は楽しい時間を過ごしたあと、人生をともに歩もうと誓い合う。ユーに自分の想いを語り別れを告げたランは、シアオの故郷でチャン族の伝統的な結婚式を挙げる。雪山の美しい湖畔に立つ２人。ここに留まりたいというランと、彼女をなだめるシアオの上に雪が舞い落ちる。それから１年後、小洲村には変わらず草花の世話をするシアオの姿があった。

会長の取引先の社長令嬢と嫌々見合いをしていたシン・チー。見合いの現場に現れたミン・フイは、恋人のふりをしてシン・チーを助け、その見返りに10分間のプレゼン時間を得る。だが、彼から指定された日は、息子チュエンチュエンの手術の日だった。プレゼン当日、ミン・フイはシン・チーを待つが、約束の時間になっても彼は姿を見せない。そこへ手術の時間が早まったとの連絡が入り、ミン・フイはプレゼンを諦めて病院へと向かう。

ミン・フイがジョウ・ルージーと結婚していると思い込んだシン・チーは、探りを入れるためにジョウ・ルージーの診察を受ける。そこへ偶然、ミン・フイとチュエンチュエンがやってきた。ジョウ・ルージーに難癖をつけるシン・チーを見たミン・フイは、周りの人は傷つけないでほしいと彼に頼む。そんな中、ついに迎えた嘉仁（ジアレン）病院の入札当日。運転中の不注意で自転車と接触事故を起こしたツァオ・ムーは、自転車から転倒した男性に駆け寄るが…。

ミン・フイは、担当する医療機器“ミスト”が競争入札に敗れたことで、競合相手である観潮と嘉仁病院の贈収賄を疑う。真相解明のためにプー院長を尾行したミン・フイは、同じく疑いを持っていたシン・チーと出くわす。ミン・フイは、会社の利益のために手を組もうとシン・チーに提案。そして、2人の共闘が始まった。一方でツァオ・ムーは、自分がケガを負わせたチェン・ジアジュンの入院生活を支えるうちに、彼のことが気になり始め…。

チュエンチュエンの見舞いに病院を訪れたシン・チー。チュエンチュエンから、心電計をつけているせいで友達から仲間外れにされていることを聞き、子供の頃の自分と重ね合わせる。そして、何とか力になろうと考えた末、ある工夫をして見た目の違和感を減らすことに成功。チュエンチュエンはたちまち幼稚園で人気者になる。これをきっかけにミン・フイとシン・チーはわだかまりを捨て、今後は仕事のパートナーという関係でいようと約束するが…。

シン・チーは実の息子であるチュエンチュエンと一緒にいたいがために、ミン・フイのマンションに転がり込む。ミン・フイは戸惑いながらも、喜ぶチュエンチュエンを見て仕方なく受け入れることに。翌朝、ジョウ・ルージーが訪ねてくると、ミン・フイはシン・チーを慌てて奥の部屋に隠す。ジョウ・ルージーが帰ったあと、息子が他人をパパと呼ぶことが許せないシン・チーは、自分が本当の父親だとチュエンチュエンに説明すべきだと言い…。

シン・チーは息子ができたうれしさから、チュエンチュエンと一緒に外出し、菓子やおもちゃなどを好きなだけ買い与える。ミン・フイはいつか息子を奪われるのではないかと漠然とした不安に駆られるが、チュエンチュエンがすっかりなついているため、むげに追い出すこともできない。ある日、意を決して「子供を絶対に手放さない」と告げると、シン・チーは「子供には母親が必要だ」と言い、産んでくれたことへの感謝を彼女に伝えるのだった。

ミン・フイを敵視する同僚のディン・イーフォンは、ミン・フイがシン・チーの車に同乗した様子を撮影、ゴシップとして写真を社内に一斉送信する。何も知らないミン・フイは、ツァオ・ムーに追及されて初めて事の次第を知り、激しく憤る。写真の発信源を突き止めたミン・フイは、ディン・イーフォンを懲らしめようと、ある策に出る。一方、ゴシップのねつ造を知ったシン・チーも、来社したディン・イーフォンにキツい仕返しをお見舞いするが…。

ジョウ・ルージーがミン・フイの家に出入りし、親しくしていることが気に入らないシン・チー。他人を気軽に家に入れるなとミン・フイに伝えるが、ジョウ・ルージーは仲のいい友人で、他人はあなたのほうだと言われてしまう。一方、ツァオ・ムーはチェン・ジアジュンとの仲がこじれたことで悩んでいた。そんな中、ミン・フイは、ＡＩ心臓モデルソフトウエア開発のための資金捻出が難しいことを部長のホー・ハイシアンから告げられて…。

ＡＩ心臓モデルの開発資金の調達に成功し、ホー部長からゴーサインをもらったミン・フイ。休日出勤と残業続きでチュエンチュエンの相手ができなかったため、休みを取って遊園地に連れていく。一方、チョン・チーランとリン・シーユエを招いて接待ゴルフをしたシン・チーは、観潮には出資しない旨を彼らに伝える。そのあと、チュエンチュエンとの電話でミン・フイと遊園地に来ていることを知ったシン・チー。すぐに2人のもとへ駆けつけて…。

シン・チーは、ミン・フイにハイヒールを贈ったジョウ・ルージーへの対抗心から、自身も靴を選んでミン・フイに贈る。突然のプレゼントに驚くミン・フイだったが、履きやすさを気に入り、その靴で出勤するのだった。そんな中、チュエンチュエンの幼稚園の親子イベントのために、カップケーキを用意することになったミン・フイ。しかし、菓子作りが苦手なミン・フイは失敗の連続。ジョウ・ルージーに手伝ってもらい、何とか完成させるが…。

親子イベントの夜、「チュエンチュエンをあなたに会わせてよかった」とシン・チーに告げたミン・フイ。翌日、ツァオ・ムーにチュエンチュエンの父親がシン・チーであることを告白すると、「気持ちが残っているなら、過去じゃなく今の幸せを見て」と彼女に言われる。そんな中、ＡＩ心臓モデル開発の資金投資について難色を示している藍鳥（ラン二アオ）の筆頭株主・昂基（アンジー）の会長を説得するため、ミン・フイは簡単なモデルを作ってプレゼンをすることになり…。

ツァオ・ムーから新しい恋人を紹介したいと呼び出されたミン・フイ。待ち合わせの店に向かう途中、エレベーター内で痴漢と居合わせ、そばにいた男性と協力して捕まえる。そこへ騒ぎを知ったツァオ・ムーがやってきて…。一方、昂基の幹部たちを説得できたお祝いに、シン・チーとミン・フイはチュエンチュエンを連れて外食をする。だが、食後に店を出た所で電話に気を取られたミン・フイは、チュエンチュエンから目を離してしまい…。

ＡＩサミットを前に、ミン・フイがチョン・チーランを誘惑したときの写真がネットに再び投稿される。そのせいでミン・フイはサミットへの参加を危ぶまれたが、何とか参加にこぎつける。一方、チュエンチュエンの親権を奪おうとしているとミン・フイに誤解されて以来、元気がないシン・チー。だが、ＡＩサミットの開催地である上海にミン・フイとチュエンチュエンが向かったこと知ると、2人に尽くそうとあれこれ手を回して…。

シン・チーの姉シン・ディーの言葉を誤解し、チュエンチュエンを奪われると感じたミン・フイ。シン・チーは親権放棄の協議書を持ってミン・フイのホテルの部屋を訪れ、チュエンチュエンから母親を奪う気はないと改めて伝えるのだった。翌朝、ミン・フイがホテルを出ると、ツァオ・ムーから電話がかかってくる。何でもチュエンチュエンのためにキャンプの用意をし、車まで手配してくれたと言う。こうして、ミン・フイたちは海に向かうが…。

ＡＩサミットに出席したチョン・チーランは、最初のスピーカーがミン・フイだと知ると、妨害するために裏から手を回す。その結果、ミン・フイのプレゼンは最後に回されるが、主催者は強引にサミットを終わらせようとし…。その夜、懇親会でも注目を集めるミン・フイに反感を抱いたリン・シーユエは、ミン・フイがシングルマザーであること、子供の父親が誰かも分からないことを暴露する。その様子を見ていたシン・チーはとうとう耐えかねて…。

チェン・ジアジュンはスー・ティエンの弟だった。ミン・フイは彼から、スー・ティエンを押しのけて自分だけ生き延びたと激しく責められて動揺する。そばにいたシン・チーも衝撃的な話を耳にしたことで、思わずミン・フイを問いただす。ミン・フイはシン・チーが自分を信じてくれていないことに失望し、心に壁を作ってしまう。ミン・フイはそのあと、自分の潔白を証明するためにチェン・ジアジュンたちを連れて事故の生存者を訪ねて…。

5年前に出会った木の下で、シン・チーは改めて「君が好きだ」とミン・フイに伝える。だが、ミン・フイは完全に心を閉ざし、シン・チーの想いを受け入れることができない。濱城（ビンチョン）へ戻ったミン・フイは、シン・チーとは完全に決別したことをジョウ・ルージーに伝える。一方でミン・フイの心を取り戻したいシン・チーは、同じくツァオ・ムーに愛想を尽かされたチェン・ジアジュンと同盟を結ぶ。そして、あの手この手でアプローチをするが…。

シン・チーのしつこいアプローチもむなしく、ミン・フイのつれない態度は依然として変わらなかった。困ったシン・チーはチェン・ジアジュンの協力を得て、ミン・フイとチュエンチュエンをプールに誘い出すことに成功。チェン・ジアジュンから「女は腹筋に弱い」とアドバイスされ、自慢げに上半身をさらすが…。一方、チェン・ジアジュンもシン・チーからのアドバイスでイメージチェンジを行い、ある方法でツァオ・ムーを呼び出す。

ミン・フイはツァオ・ムーの誘いに乗り、見合いをすることに。ミン・フイたちの異変を察知したチュエンチュエンは、シン・チーとチェン・ジアジュンに母親たちの企（たくら）みをひそかに伝える。焦ったシン・チーとチェン・ジアジュンは、何とか彼女たちの見合いを阻止しようと、それぞれ行動を起こす。そんな中、ヤオ・ズージューは片想いにケリをつけようとジョウ・ルージーを呼び出し、ミン・フイに告白するよう彼の背中を押すが…。

また別の男と見合いをしていたミン・フイ。相手の男の態度に腹を立てて席を立つと、チョン・チーランと出くわす。チョン・チーランはミン・フイの腕をつかみ、寂しいなら愛人として迎えてやると言う。そこへシン・チーが現れて彼を殴り…。そんな中、チョン・チーランの妻ジョン・イーティンは、不倫の証拠写真を夫に送りつける。そして、会長の座が欲しいなら弱みを握られるなと釘（くぎ）を刺し、リン・シーユエはクビにすると言い放つ。

シン・チーから佰安（バイアン）が売却されると知らされたミン・フイ。ツァオ・ムーと一緒にホー部長を問い詰めると、筆頭株主である遠来（ユエンライ）の新会長が大鉈を振るったらしい。ミン・フイは、ＡＩ心臓モデルがようやく臨床応用の段階にまで達したのに、プロジェクトが中止に追い込まれるのではないかと不安になる。そんな中、嘉仁（ジアレン）病院でチョン・チーランと出くわしたミン・フイ。観潮（グワンチャオ）が佰安の買収をしようとしていると知り、話を聞くべく彼についていくが…。

自分の愛人になるよう執拗（しつよう）に迫るチョン・チーランから逃れるため、とっさに手を出して彼を失神させてしまったミン・フイ。意識が戻ったチョン・チーランに対してシン・チーは、ミン・フイにこれ以上手を出すなと警告する。ミン・フイは病室の外で話を耳にし、シン・チーの自分への愛の深さを知るのだった。一方、ツァオ・ムーは佰安の経営陣買収（ＭＢＯ）を思いつき、事業継続をかけてミン・フイやホー部長らと資金集めに乗り出す。

シン・チーもＭＢＯに加わることになり、契約書を取り交わすためにミン・フイたちと会議室に集まっていた。すると突然、会議室に犬の鳴き声が響き渡る。それはシン・チーが周囲に自慢するためにつけていた、チュエンチュエンからもらった腕時計のアラームだった。そんな中、ＭＢＯの資金を工面するため、ミン・フイは家を売るしかないと考える。話を聞いて最初は反対したシン・チーだったが、あることを思いつき、一転して家の売却に賛成する。