ミヨンはフジャが殺人を犯したという情報提供があったと聞き、捜査を担当すると名乗り出る。一方、ジョングクは選挙運動にまい進するが、事前世論調査の支持率が想像以上に低く、すっかり気落ちしてしまう。そんな中、ジョングクの父シチョルは長年抑えていたサギ師の血が騒ぎ出してしまい、詐欺を働こうとするが…。

ミヨンはフジャを逮捕しようと熱心に捜査を進めるが、フジャの圧力が働き悪戦苦闘していた。一方、ジョングクは対立候補のカン・スイル、ハン・サンジンとともに討論番組に出演することに。その対策としてジュミョンから様々な戦略の指示を受けるも、賛同できず悩む。放送前日、ミヨンに助言をもらおうと彼女に電話をかけるが…。

討論番組の放送直前、ジュミョンのもとに届いたミヨンに関するメッセージを目にしてしまうジョングク。ミヨンの身に危険が迫っていると感じた彼は、何かを隠そうとしているジュミョンを信用できなくなる。一方、フジャの手下である殺し屋オ・ソンテクを取り調べていたミヨンは、彼の証言からついにフジャの逮捕に乗り出して…。

対立候補らと討論を繰り広げるジョングクは、サンジンが公約を翻したことに激怒。2人で交わした会話の内容を暴露するが、サンジンは記憶にないとしらを切る。スイルとの討論も白熱し、ジョングクは興奮のあまり自分はサギ師だと宣言してしまう。一方、ミヨンはフジャを逮捕するが、殺されたはずのマ・サンボムが警察署に現れて…。

選挙事務所に戻ったジョングクのもとをサンジンが訪問。彼が突然公約を翻したことに関して話をするが、関係はより一層険悪に。そんな中、ミヨンはフジャが仕掛けた罠で約1カ月の停職処分を受ける。一方、警察から釈放されたフジャはジョングクを拉致。これ以上支持率が下がれば命はないと彼を脅すが、意外な結果が発表されて…！？

ミヨンがジョングクの選挙運動を手伝うことになり、ジュミョンは戦略の見直しを提案。選挙チームのメンバーたちは市民を笑顔にしようと奇抜な応援運動を始め、ミヨンも夫を支えるべく彼らとともに奮闘する。一方、フジャはサンジンのもとを訪れ、自分と手を組めばジョングクを辞退させて当選を後押しすると提案するが…。

ミヨンは応援演説中にスリの犯人を発見し、必死の追跡により現行犯逮捕することに成功。勇敢な妻を持ったジョングクの人気は急上昇、冷えきった夫婦仲も回復する。しかし、ミヨンとともにテレビの取材映像に映り込むシチョルを見たキム・ギョンエは、婿であるジョングクが伝説のサギ師の息子であることに気づいてしまい…。

以前のような愛を取り戻したジョングクとミヨン。その一方で、フジャはサンジンと手を組むべく、彼にジョングクがサギ師だと暴露。さらにスイルに罠を仕掛け、サンジンの立場を有利に運ぶ。そんな中、ジョングクはミヨンの提案で“出張請願サービス”の活動を開始。夫婦で手を取り合い、市民の様々な悩みを解決していくが…。

ジョングクを呼び出したフジャは彼に、記者会見で辞退を発表するよう命令。しかし、選挙活動にまい進してきたジョングクは、今さら辞退などできないと抵抗する。そのあと事務所に戻り、サギ師のときとは違う人生の意義についてジュミョンに語る。そしてジョングクは複雑な心境を抱きながらも、正体を明かす覚悟で記者会見に臨むが…。

スイルが出馬を辞退し、ジョングクを支持すると発表したことに腹を立てたサンジン。怒りに任せてミヨンにジョングクの正体を明かしてしまいそうになるが、ミヨンを傷つけたくない彼はなんとか思いとどまる。そんな中、ジョングクの学歴詐称に気づいた国民党のスタッフたちが、このことを世間に公表すべきだとサンジンに迫って…。

サンジンはジョングクの学歴詐称を暴露する記者会見を開く前に、ジョングクを呼び出して辞退を促す。しかし、そんなサンジンに対して強気の態度で対抗するジョングク。結局サンジンは自身の行動でミヨンが傷つくことを恐れて会見で何も言えず、ついに投票日を迎える。ジョングクとサンジンは一進一退の攻防戦を繰り広げ…。

ウンミは意識不明の重体に陥るが、雇用契約書がなく、労災の申請すらできないでいた。ジンガブとドックは、ウンミがTSと関連した複数の人材派遣会社を通してヒューマンテックで働いていたことを突き止める。一方、テスは自分の社長就任式にジマンを招待する。そこで、過去にジンガブが起こした事件を引き合いにだし、労働監督官をやめさせようと仕向けるが…。

ウンミの携帯電話に一方的な解雇通知が届いたことを知ったジンガブ。違法派遣の仕組みを知り、その証拠を確保すべくTSのオフィスに忍び込んで下請け企業との契約書を盗み出す計画を実行する。一方、違法な取り立てを行うドックたちの調査会社を調べるため張り込んでいたミラン。ただならぬ雰囲気でTSに向かう彼らをつけていき、ジンガブと遭遇してしまうが…。

TSを家宅捜索できることになったジンガブ。ミランから調査会社と関わるなと忠告されていたが、ドックたちにある調査の依頼をする。一方、ドハはテスの婚約者で検事のキム・ジランに捜索令状の時間稼ぎをさせて証拠となるものを隠していた。ようやく令状が出たジンガブは仲間の労働監督官たちとともにTSへ向かうが、余裕に満ちた表情のテスに出迎えられ…。

ドハの根回しによって、TSには軽い罰金刑のみが科されることに。仕事やミランと娘ジナとの関係もうまくいかず、ジンガブは無力感に打ちひしがれる。一方、ドックはテスの母親チェ・ソラからパワハラを受けているマルスクを心配していた。そんな中、テスから一方的に契約解除を言い渡されたイ社長。ジンガブに遺言とも思えるメッセージを残して…。

自殺したはずのイ社長が現れ、報道陣の前で大恥をかいたテス。世間にはこの様子を揶揄する動画が出回り、テスの怒りは最高潮に。ドックがジンガブに手を貸しているとの情報を得たテスは、警察署長に連絡を取りジンガブたちを罠に嵌める作戦を思いつく。一方、ジンガブはミランからドックとは手を組まないよう念を押され、1人でTSへ捜査に訪れるが…。

ミランに逮捕されたジンガブを救ったジランは、TSの労働監督中止を命令する。さらにウンミの代わりにジンガブに捜査を依頼していた姉ウンジからも闘うのをやめると言われてしまう。そして、テスとジランの結婚式当日。ソラと離婚したテスの父親ヤン議員など大勢が集まった中、テスからの感謝の映像が流れる。だが突然、テスのパワハラ映像に切り替わり…。

テスは結婚式の最中にセクハラと暴行罪で逮捕され、刑務所に収監される。テスとの結婚を破談にしたジランは、ジンガブにミョンソン病院のパワハラを調査するよう指示。研修医のイ・チャンギュは、ジンガブにミョンソン病院の問題点に関する情報を提供しようとする。そのタイミングで、ジンガブの10年前の暴行事件の動画がなぜか再びマスコミに流され…。

どうしても刑務所から出たいデギルは、テスの保釈の手続きに来ていたドハにすがりついて頼み込む。一方、ソラの圧力に屈したジマンによって労働保険再審査会に異動させられたジンガブ。労働監督官の働き方が抜けず、うまく馴染めずにいた。そんな中、ジンガブはチャンギュが病院を解雇された上に、工事現場の仕事で事故にあって亡くなっていたことを知り…。

出所したデギルは手下を連れてジンガブを襲撃するが、ドックらの反撃を受けて逃走。ジンガブはソラに会うためミョンソン病院に向かうも警備員に止められ、刑務所にいるはずのテスがVIPルームに入院していることを知る。チャンギュの解雇と不審死にソラが関わっていると確信するジンガブはドハから話を聞こうとするが、襲撃にドハが関わっていることを聞き…。

ジンガブは亡きチャンギュのため、ミョンソン建設へ労働監督を入れて欲しいとジマンに頼むが断られてしまう。ジランの協力も拒否されたジンガブは、単独でチャンギュの事故の目撃者探しを始める。建設会社から出てきた新社長のデギルのあとをつけると、裁量保釈中のソラを発見し騒ぎを起こす。ジンガブに恥をかかされたソラは、彼を陥れる計画を実行するが…。

親迎の行列が行われている最中、何者かによって王イ・ギョンと王妃ウンギが銃で撃たれる。そんな中、情報を商売にしている芙蓉客主の主人ワルは、このことを耳にし仲間でもある巫女のウンボを呼び出す。そこでウンボは、この事件に自分が売った情報が関係していることに気付き…。

巫女としてウンボが崩御した王と王妃ウンギの弔いの儀式を行っているところ、王が奇跡的に目覚め、驚いたウンボはすぐさまその場から逃げる。そんなウンボの姿を目撃したウンギの父カン・イスの友であるペク・チャヨンは、人を使いウンボを自分の元へ連れてこさせ…。

義禁府に連れていかれる両親を見たウンボは、ペク・チャヨンから殺された王妃ウンギが10年前に生き別れた双子の姉であることを聞き、失われた記憶がすべてよみがえる。一方、王妃まで大罪人に仕立て上げられ、王は憤慨する。さらにそれが大王大妃の仕業だと知り…。

大君イ・ジェファは、何者かに襲われ意識を失ってしまったウンボを私邸に連れていき看病をする。そして意識を取り戻したウンボは芙蓉客主に戻るが、そこには思いがけない人物がいた。そんな中、領議政キム・マンチャンらは、カン・イスを斬首刑にすべきだと王に訴え…。

開化思想を抱いていたとしてもカン・イスを側近として据え置きたかった王は、尽力するが報われず、投獄されているカン・イスに涙ながら謝罪の言葉を残す。そして父イスの斬首刑が執行される現場を目撃したウンボ。ペク・チャヨンから王に殺されたと聞き、王への復讐心を抱く。

姉と父の復讐を心に誓ったウンボは、親迎の事件の犯人捜しを始める。一方、世間では王が生き返ったことで、ある不吉な噂が広がっていた。王室は世間のあらぬ噂を一掃するため、新たに揀択を行うことに。そこでペク・チャヨンは、揀択に参加するようウンボに話すが…。

ウンボは京畿監司ホン・ギホの娘ヨンの名を借り、揀択に参加することを決意する。そんな中、王は死んだ王妃と同じ顔をした女性が揀択に現れる夢を見る。一方、ペク・チャヨンと手を組んだ都巫女は、大王大妃に王妃が蘇生したとウソの報告をする。驚いた大王大妃は…。

腕利きの銃使いを従えている領議政キム・マンチャンとの酒席を設けた王。そこで狩りの場に犯人が姿を現すのではないかと考えた王は、大王大妃に贈る虎の皮を準備してほしいと狩りの頼みをする。一方、ウンボは入宮の知らせを受け取り、徽慶齋という候補者の宿所に入ることに。

夢と同じ光景を目にした王は、ウンボをウンギだと勘違いし候補者たちの前でウンボを抱きしめる。大妃もウンギだと思い込み、なぜ生きているのかと激しく動揺する。そんな中、揀択の審査が始まり、大妃側の候補者キム・ソンイが裏で手を回し、ウンボはさまざまな試練に遭う。