イジェの作戦により、イ会長の株券は全てビッが管理することに。イジェに一泡吹かされたジェジュンは、イ会長が死ねばグループ継承には支障がないと知り、テガン病院VIPセンター長の座を餌に救急センター長のミンソクを利用しようと考える。一方イジェは、ミンシクを理事長派のVIPセンター長候補にすることをイラに提案していた。

イジェはミンシクをテガン病院VIPセンター長にするため、ジェジュン派の対抗馬ミンソクを、持病を利用して蹴落とそうと画策。イジェと手を組んだミンシクはしかし、密かにジェジュンとも取引していた。一方、チョン議員殺害容疑でコ医務官が逮捕される。医務官の過去を調べたヘスとソグムは、テガンケミカルと関係していたことを知る。

イ会長が亡くなった。ジェファンはイジェに頭を下げ、刑執行停止にしてほしいと頼み込む。ジェファンの身体状態を吟味したイジェは、横紋筋融解症による急性腎不全を理由にジェファンの刑を執行停止に持ち込むことを決める。その頃ミンシクはジェジュンと会い、ジェファンの刑執行停止を阻止することを条件に、さらなる取引を持ち掛けていた。

ジェファンは急性腎不全の症状が現れることを目指して、徹底的にイジェの指示に従った日課をこなしていた。ミンシクはドンフンを医務官として刑務所に送り込み、これを阻止しようと試みるが、イジェが先手を打ったため、ミンシクの計画は失敗する。そんななか、突如ジェファンが意識を失い心停止になってしまう。イジェは必死に蘇生を行うが…。

ジェファンの刑執行停止を申請したイジェだが、予定していた臨検日が延期され、腎不全とは別の病気を作り上げなければいけなくなった。イ会長の病歴をもとに遺伝病に仕立て上げようというイジェの提案を、イラは頑なに拒否する。イジェはジェジュンが自分を陥れた理由をミンソクから聞かされ、あらためてジェジュンに対する怒りを募らせていた。

イジェはジェジュンがハンチントン病を患っていることを突き止め、同じ病気でジェファンの刑執行停止を申請することに変更した。ジェジュンがこれを知れば、自分の病が明るみに出ることを恐れて、自らジェファンを手に掛け事実を隠そうとするはずだと予測。ジェジュンをジェファン殺害未遂の現行犯で逮捕することを計画する。

病院でリハビリ中のジェファンを狙うジェジュン。イジェやウィシクらは別室でその様子を監視していた。しかし、仕掛けられた罠を察知していたジェジュンは彼らを欺き、ジェファンはジェジュンに薬物を打たれ昏睡状態に。イジェが必死で処置するが、意識は戻らない。さらにその頃、ジェジュンの計略により刑務所でも騒動が起こっていた…。

イジェはミンシクとウィシクにあらためて協力を呼び掛け、ジェジュンを捕まえる計画を練り直す。イジェはジェジュンを訪ねていき、ジェジュンに薬物を注射。反撃したジェジュンにナイフで刺され傷を負うが、予定通り待機していたミンシクに応急処置を受ける。一方、ジェジュンは殺人未遂の現行犯で逮捕され、西ソウル刑務所に収監されることに。

ジェジュンは拘束適否審査の申請が認められ釈放となる。勝ち誇るジェジュンだったが、脳死状態になったジェファンについて、イジェが残した言葉が気になっていた。テガングループ理事会当日、理事長選出の投票直前に会場に現れたイジェとソグムの傍らには、車いすに乗ったジェファンの姿が。イジェはジェジュンの犯行の証拠となる音声を公開し…。

平凡に見える女子高生のウ・ジスには秘密がある。その秘密とは、親友であるハ・ダソムの彼氏を好きなこと。ダソムとダソムの彼氏のチョ・アソンがケンカするたびに２人の仲直りを助け、想いを隠し続けるジス。ところがジスの秘密を知る唯一の人物が同じクラスに転校してくる。

ジスは自分の秘密を知っているソ・ミジが現れたことで不安を感じる。ミジがジスの友達であるダソムと仲良くなるほどに、ジスの不安は膨らんでいく。一方で、ジスは自分が秘密を打ち明けた途端、ミジが姿を消した理由が気になる。

ダソムはジスが自分の彼氏のアソンを好きだという事実を知って、怒りをあらわにする。ジスはすべてミジのせいだと怪しむが、ミジはジスとダソムが仲直りできるよう手助けしようとする。ミジに説得されてダソムに会いに行ったジスは、そこで予期せぬ出来事に遭遇する。

クラスの生徒たちの間で、アソンがジスの肩に親しげにもたれかかっている写真が出回る。生徒たちの冷ややかな態度に耐えきれないジスは、試験でミスをしてしまう。ジスは悩んだ末、自分の胸の内をダソムに正直に話そうとするのだが…。

リホの誕生日を祝うために一緒に誕生日パーティーの準備をするジスと仲間たち。ジスはミジに対する誤解を解いたあとも、自分のことをよく知っているミジと顔を合わせるのが、依然として気まずい。そんな中、ジスはある友人に偶然出会い、立ちすくんでしまう。

ジスは以前自分をいじめていたアラに道端で出会い、過去の嫌な思い出がよみがえる。ジスはミジに励まされて落ち着きを取り戻すが、ユジェはジスに対するミジの態度に、どこか不自然な気配を察する。ユジェの直感どおり、ミジはジスに何かを隠しているのか…。

ジスは落ち込んでいるリホを元気づけることで、いつも自分を励ましてくれているミジやユジェの存在のありがたみを改めて実感する。そんな中、ミジとユジェは夜遅くに２人きりで学校の校舎に行くことに。ミジは今まで誰にも言えなかった秘密をユジェに打ち明けるが…。

大好きな小説家の講演会に２人きりで出かけた週末、楽しく充実した時間を過ごすジスとユジェ。小説家にサインをもらい、最高に楽しい気分で帰り道を歩いていたジスは、道端でミジの姿を見つけて声をかける。

ミジがひたすら隠してきた秘密がジスにバレてしまう。ジスに罪悪感を持っていないアラに対し、謝るよう促すミジだったが、アラは聞く耳を持たない。過去の自分がジスにしてきたことを思い出し、深い後悔に襲われるミジ。

１年前から自分の身に降りかかってきた災難の原因が、ミジと関連があると知ったジスは大きなショックを受ける。最後まで秘密を明かそうとしなかったミジを簡単には許すことができないジス。ミジに心ない言葉をぶつけてしまう。

ジスとミジの間に起きたトラブルの内容が誇張され、どんどん話が大きくなり、ミジに対するうわさや陰口が学校中に広まり始めてしまう。原因を作ったジス自身もその状況に苦しみ、何とか現状を変える方法を模索するが…。

すべての真実が明かされ、ジスはクラスのみんなの前でミジに自分の気持ちを伝える。ジスに気を使い、ミジとの関係がぎこちなくなってしまった仲間たちに対し、ジスはある提案をする。それぞれが悩みを抱える中、冬休みがやってくる。

ダム建設により水没予定地となったウォルチュ里。村は混乱し、争いが絶えなかった。そんなある日、村人のビョンリュル（ソンヒョク）に連れられ、ある男（（チョン・ホジン）が姿を現した。名門大学の元教授だというその男は、無知な村人たちの悩みを次々と解決し、一瞬で村人の心をつかむ。その頃、ウォルチュ里の問題児ミンチョル（オム・テグ）が、刑期を終えて村に戻ろうとしていた。

村人の相談役として、しばらく村に滞在することになった元大学教授の男。教授職を引退した今は、教会で長老を務めているという言葉を聞き、村人たちは空き倉庫を教会として使ってもらうことにする。一方、元大学教授チェ長老の説得を受け、嫌々ながらウォルチュ里へやって来たソン牧師（キム・ヨンミン）は、村の不良たちに絡まれ、出所したばかりのミンチョルに助けられるのだが…？

ソン牧師を迎え、教会の建設が始まったウォルチュ里。チェ長老の教え子たちと共に、工事は着々と進むが、ビョンリュルはその中の1人の背中に入れ墨を発見する。一方、ソン牧師から奪った宣教献金で賭博をしたミンチョルは、いかさま師によって一文無しになってしまう。そして、いかさまを暴こうと騒ぎを起こし、自分を目の敵にしているシン所長（チョ・ジェユン）と再会することに…。

妻ジンスク（オ・ヨナ）とチェ長老が知り合いであることに気づいたビョンリュル。2人に共通する秘密“ア・ドゥマン”とは何か？その秘密を探るべく、ソウルへと向かったビョンリュルは、チェ長老と関りのある何者かに追われ、危機に陥る。一方、ジンスクの出産をきっかけに、ソン牧師は村になじみ始め、出産を手伝ったミンチョルの妹ヨンソン（イ・ソム）に好意を持ち始めるが…。

細かい気配りで村人から絶大な信頼を得ていくチェ長老。教会も完成し、ソン牧師による礼拝が始まる。しかし村の長を務める里長（イム・ハリョン）は、村人が自分よりもチェ長老を頼り始めたことに不満を抱き、あらゆる手段で村人を教会から遠ざけようとする。一方、賭博でダマされ全財産を奪われたミンチョルは、これを取り返すために執念でいかさま師らを捕まえようとするが…。

久しぶりに家に帰ったミンチョルは、兄を毛嫌いする妹と大喧嘩になり、追い出されるように家を出て行く。村人たちはミンチョルを見て怯え、再会を喜んだのはチルソン（チャン・ウォニョン）だけだった。一方、大金と引き換えに子供を産んだジンスクは、役目を終えたとばかりソウルに戻りたがり、チェ長老の正体を調べに行ったビョンリュルは、チェ長老の手下によって監禁される。

チェ長老はビョンリュルが持っていたライターを見て、自分の悪だくみがバレたことを知り、ビョンリュルをア・ドゥマンの地下に閉じ込めてしまう。頭をブロックで殴られたあと、チェ長老の行方を追っていたミンチョルは、チェ長老の裏の顔に感付き始める。その頃村では、風邪が治らないとぼやいていたミソン（キム・スジン）が血を吐いて倒れ、末期がんを宣告されるが…。

原因不明の半身不随で歩けないク会長。ある日、チェ長老の勧めでソン牧師が祈りを捧げると、ク会長の足の指がわずかに動き、これを見た村人たちは驚がくする。一方、勉学をおろそかにして母ジョンヒ（ソ・ヨンファ）の治療費を貯めてきたヨンソンは、母がそのお金をミンチョルに渡すのを見て、あまりのショックに自殺を決意する。そして死ぬために行った貯水池であるものを見るのだが…。

頭を殴りつけてきた犯人を突き止めるため、監視カメラを確認したミンチョル。そこには予想どおり自分の頭に植木鉢を振り下ろすチェ長老の姿が映っていた。一方、チェ長老を嫌う里長によって礼拝に行けずにいた村人たちだったが、ソン牧師の祈りで会長の足が動いたという噂を聞き、興味本位で夜の礼拝へ足を運ぶ。そして、そこで驚くべき瞬間を目の当たりにするのだった。