付魔（ブマ）者となったウンホを助けるべく、悪霊払いを試みるスミン。しかし悪魔は“殉教者のナイフ”でウンホを刺し殺せば多くの人が助かるとスミンに告げる。だんだんと弱っていくウンホは自らを犠牲にしてでも人を救いたいと、自らナイフを手にするのだが…。

おいしいと評判のクッパ店。正式な商号もないこの店は常に客でにぎわっている。そこで配達担当として働くカン・チョホンは、メン・イェスン、チョ・エンドゥと3人で店を切り盛りしているが、実は3人とも魔女である。一方、S&Pフードビル常務のマ・ソンテは、幼いころの記憶をたどってある建物を探していた。やっと似ている建物を見つけ現地に訪ねていくが、そこは最悪の出会いをしたチョホンがいるクッパ店だった。

クッパ店を買い上げたソンテは自分たちの店だと主張する魔女３人に、ここで商売を続けたければ保証金１億ウォンに月２千万ウォンを払うように通告する。到底払えない金額のため融資を受けようとする魔女たち。チョホンは恋人であり銀行で働くミンスに融資の相談をする。しかし、実は家を持っている自営業の娘だからという理由でチョホンに近づいたミンスは、チョホンの店が人手に渡ったと聞いて急に距離を置き始め、銀行によく来ていた豚足店の女主人と浮気をしてしまう。

ミンスの浮気現場を目撃したショックで酔ったチョホン。翌朝目を覚ましたらチョホンはソンテのホテルにいた。自分が酔ってソンテにしたことを聞かされたチョホンは何とかごまかしてその場を後にするが、それと同時に自分が魔力を失ってしまったことを知る。ソンテは文句を言いながらも、チョホンのことが気になって仕方がない。一方、イェスンたちに隠したまま何とかしようと考えたチョホンは、何でも解決してくれるという黒魔女を訪ねていく。

黒魔女ファジャを訪ねていったチョホン。最初は持っていった銀の皿に価値がないと断られるが、チョホンの母親の形見の指輪を見つけると、それと交換にチョホンの運命の人を見つけるアイテムを渡してくれる。顔を合わせる度に衝突するチョホンとソンテ。しかし一方で、ミンスのことといい、ジェウクのことといい、何かにつけチョホンが気になるソンテ。チョホンに自分が好きなのかと聞かれ、ありえないと否定しながらもかなり動揺する。

チョホンが魔力を失ったことを知ったイェスンとエンドゥは、黒魔女ファジャの言うことに疑問を持ちつつもチョホンに運命の人を捜してくるようにと家から送り出す。そして、想像以上にあっさりと見つかってしまった、魔力を取り戻すために必要な“運命の人”。よりによってなぜこの人なのかと思いながらも、キスをするためにあの手この手を考えるクッパ店の魔女たち。ついにはゲームを装ってキスをさせようと、クッパ店でパーティーを開くのだが…

運命の人であるソンテとキスをしようと策を巡らせる魔女たちだが、なかなか思い通りにはいかず、チョホンも諦めかけている。一方、自分の誘拐事件につながる物を捜していたソンテは階段から落ちてけがをしてしまう。そしてチョホンはソンテの部屋でクッパ店に関する調査資料を見つけ、ソンテが引っ越してきたのには何か別の意図があることに気付く。そんな中、ついにソンテはある物を見つけるが、それをチョホンに見つかってしまう。

ソンテとキスをしたチョホン。魔力が戻るのも時間の問題だと浮かれていたが、一向に戻る気配がない。不安になったチョホンはイェスンに尋ねると、キスをしたらすぐに魔力も戻るはずだと言われてしまう。それでもソンテとの仲は少しずつ進展していくが、初デートの誘いを受けた日、チョホンはクッパを配達に行ったジェウクの家で倒れて病院に運ばれる。そして目覚めた時には魔力が戻っていた。

運命の人はソンテではなく、ジェウクだったと気づいたチョホン。黒魔女ファジャに相談に行くが、魔女だと知っても愛してくれると思うのかという言葉に少なからずショックを受ける。一方、チョホンとソンテの関係に気付いたエンドゥはイェスンには黙っているから、今のうちに楽しむよう告げる。そんな中、ソンテの部屋で再び調査資料を見つけたチョホン。怒るチョホンにソンテは自分がクッパ店の建物を買った本当の理由を告げる。

チョホンたちが仕込みをしていたところに帰宅したソンテ。チョホンは何とかごまかそうとするが、イェスンとエンドゥは見られたのではないかと疑う。ある日、店にクッパを買いに来た男性に動揺するエンドゥを見て、不思議に思うチョホン。イェスンに話を聞くと、その男性はエンドゥを裏切り危うく廃人にさせるところだった伝説の詐欺師、黄金骨盤だった。落ち込んだエンドゥは、きれいさっぱり黄金骨盤を忘れてくると手紙を残して家を出て行ってしまう。

ソンテとの仲が深まっていくにつれて、自分が魔女であることをソンテに話すべきかどうかを迷い始めるチョホン。ある日、デートで行った映画館で故障したエレベーターに乗ってしまい、エレベーターが落下する危機に思わず魔力を使ってしまう。一方、黒魔女ファジャはチョホンが質店に来てから奇妙なことが起こったのを不思議に思い、クッパ店にチョホンを訪ねてくる。そこでエンドゥに出くわしたファジャは、ソンテとクッパ店の魔女たちの関係に気付くが…

ソンテの目の前で魔法を使い、自分の正体を明かしたチョホン。しかしイェスンとエンドゥは“魔女だと知ったら人間は裏切る”という考えを変えない。そしてチョホンの懇願も聞かずに、マ常務から自分たちに関する記憶を消してしまう。翌日、全てを忘れて当初の冷たい人間に戻ったようなソンテ。チョホンはこれでよかったのだと自分を納得させようとする一方で、酔った勢いでソンテに自分の正直な気持ちを伝えてしまうが…

再度ソンテの前で魔法を使ってしまったチョホン。しかし、ソンテは動揺もせず大丈夫だとチョホンを抱き締めるだけだった。25年前、イェスンとエンドゥが助けた子供がソンテだったことから、一気にさまざまなからくりが動き出す。その時ソンテを救うためにチョホンの髪の毛を使ったことでソンテの体に魔女の血が入り、記憶も消しきれなかった。そして25年前の魔法は、一時的にソンテを死から封印しただけだと知ったチョホンは黒魔女ファジャのもとへ向かう。

ヨンジ、ナミ、ヘヨン、ヒョンは26歳の仲良し4人組。内向的なヨンジは、一年で二度も会社をクビになり、バイトも突然解雇！さらには恋人のミヌとも別れて落ち込んでいたが、なんとか就職先を見つける。姐御肌のヘヨンは、夢を叶えてパン職人となるが、SNSにアップする理想の姿と現実の働き方とのギャップに悩んでいた。

非正規雇用で教職に就くヒョンは、教頭から男性教師デウンとの関係を疑われ、今後の雇用にも差し障ると注意を受ける。その夜、4人揃った食事の席で、ヨンジの職場イジメの話題が出ると、ヒョンは気分を害して店を飛び出してしまうのだった。月曜日、先輩のイム主任に渡す手紙を書いたヨンジは勇気を出して会社に向かうが…。

ヘヨンから聞いたイム主任のヒステリー対処法をヨンジが実践すると、本当にイム主任が優しくなり始める。一方、パン職人の仕事にやる気を無くしていたヘヨンのもとに、見習い職人のミンソが派遣され、ヘヨンの気持ちに変化が生まれ始める。その頃、ヒョンは一夜限りの関係のはずだったデウンの強引な優しさに心乱されて…。

アパレルのウェブデザイナーを辞めウェブ漫画家になったナミは、デートDVを題材とした漫画を描き始める。仕事帰りに酔ったイム主任が胸の内を語るのを聞いたヨンジは、少しだけ彼女に共感を抱くように。ある日、ナミに疎遠にしている家族との関係を指摘されたヨンジは、正社員になったら家族に顔を見せると母と約束する。

会社の経営不振を理由に、ヨンジはサンプル配りや工場作業まで手伝わされる。そんな折、再会したミヌから復縁して一緒に海外にワーキングホリデーに行こうと誘われてしまう。その頃ヒョンは、デウンが彼女と別れるという言葉を信じて、デウンとの交際をスタートさせたが、デウンの携帯に彼女から着信が入るのを見てしまう。

ヘヨンの誕生会に駆け付けるが既に誰もおらず、さらにイム主任に騙されて残業させられたことを知ったヨンジは、落ち込んで部屋に帰ってしまう。約束をすっぽかしたと思ったナミは、部屋に戻っていたヨンジに激しく怒りをぶつけるのだった。ミンソから誕生日のメッセージをもらったヘヨンは、ミンソに告白しようとするが…。

4人に選択の時がやってくる。漫画のファン、そして信頼していた男性にも裏切られて傷ついたナミは実家に帰り、ミンソが自分の好意を受け入れられないことを知ったヘヨンは、気持ちに整理をつけることにする。そして、契約を切られたヒョンは、職員室でデウンから結婚式の招待状を渡され、ついに正社員となったヨンジは…。

旅立つミヌからの最後の電話で、かつて弟を事故に遭わせた罪悪感からヨンジは解放される。そして何をやっても自信が持てないのは、仕事のせいではなく、過去にしばられて前に進めない自分に問題があると分かり、ついにある決断を下す。やがて自分自身を取り戻した4人は、それぞれの夢に向かって、仲良く歩き出すのだった。

幼い頃に母を悪霊に殺されたスミン。成長したスミンは神父となり、幼い頃から慕っている神父ギソンに悪霊払いの活動を行う634レジアに引き入れられる。ある日、重傷を負った少年ウジュが病院に運び込まれ、医師ウンホによって九死に一生を得るのだが…。

ウジュが刺された事件の背後に悪霊の気配を感じたスミンとギソンは独自に事件を調査し始める。スミンはウジュを病院から連れ出し悪霊払いを試みるものの、悪霊の強さに苦戦していた。そこにウジュを捜しにウンホが現れるが、ウンホは悪霊に襲われてしまう。

悪霊にむしばまれているウジュを救うため悪霊払いを行うことにしたスミン。そんな中、ウジュが病院から連れ去られたと知ったウンホは急いで後を追う。ウジュが運び込まれた建物を見つけて中に入ったウンホだが、ある部屋から異様なうめき声を耳にする。

ウンホと同僚のミソが悪霊に狙われると考えたギソンは、２人を見守るようスミンに指示する。ギソンは過去の資料から儀式の方法を探し出す。スミンからミソを眠らせてはいけないと連絡を受けたウンホ。しかし少し目を離した隙に突然ミソが奇怪な行動を見せ…。

ミソの悪霊払いのため夢の中へ送り込まれたスミン。悪魔が作り上げたその世界で、死んだはずのスミンの母が現れる。悪霊に侵された母を助けようとするも、そこで目が覚めてしまう。ミソの悪霊払いが難航する中、急速に衰えていき絶望的になったミソは姿を消す。

ミソの夢の中に再び入ったスミンは、ついに悪霊を見つける。しかし現実世界では突然スミンが発作を起こし心肺停止になってしまう。一命をとりとめたスミンは、夢の中で見たウンホの姿が頭から離れない。スミンはウンホに以前に会ったことがあるかと尋ねるが…。

悪霊に取り憑かれた看護助手のジェムンは、自分を病院から追い出そうとする看護師に悪霊の力で襲いかかる。ジェムンの様子に異変を感じたウンホはギソンに連絡する。ギソンは634レジアのメンバーを集め、悪霊をおびき出すため病院に聖水をまくことにする。

危険が迫っているウンホを守るスミンの前に悪霊が現れる。スミンたちはウンホを634レジアのアジトへと避難させることに。その頃、負傷したク刑事のもとへ相棒であるチャン巡査が見舞いに来る。そんなチャン刑事はク刑事の自宅にあった不思議な映像を目にする。

ギソンは螺鈿香箱（らでんこうばこ）によって悪霊を封印しようとするが、教区庁の許可が得られないため盗み出してしまう。スミンは８年前の過去が気にかかるがギソンに聞くことができない。一方、ウンホはなぜ自分が悪霊に狙われているのか８年前の事故との関連を疑っていた。