レコーディング当日。ジュンギョンの浮かない表情とは裏腹に、死んでから夢がかなうことにヨンジの気分は幸せでいっぱいだった。緊張した面持ちで歌い始めるのだが終わると、そこにはさっきまで笑いながら歌っていたヨンジの姿はなかった。

ヨンジのいない部屋で彼女のことを思い返すジュンギョンは、ヨンジが録音して残したメッセージを見つける。それを聞いてジュンギョンは、ヨンジがどれほど自分のことを愛してくれていたのか気付く。それから１年後、ヨンジの言葉どおりジュンギョンたちの曲はヒットして、新たな一歩を踏み出そうとしていた。

森の中の小さな家にやって来た被験者Ａパク・シネと被験者Ｂソ・ジソブは幸福推進委員会から届くメッセージに従い“幸福実験”に取り組む。最初の実験のテーマは“ミニマリズム”。人生において必要だと思っていた物がなくなった時、どう感じるのかを検証するため、１日に１個ずつ物を捨てることになり大荷物を抱えてきたシネはうろたえる。一方リュック１つでやって来たジソブは少ない荷物の中から捨てるものを慎重に選ぶことに。これから被験者たちのミニマルライフが始まる。

今回の実験は“一度に一つのことだけに集中すること”。一度に複数のことを行うマルチタスクは人を疲れさせることから複雑な思考を止め自分自身と向き合うことで幸せだと感じられるかを検証する。委員会の指示どおり動作の一つ一つを言葉にしながら料理に集中する料理好きのシネ。一方、寡黙なジソブは独り言を続ける自分が気恥ずかしい様子。そして雨が降り続くジソブの家に“雨粒の写真を撮る”という散歩実験のメッセージが届く。

今回の実験は“３時間かけて食事をすること”。手際よく調理するシネは時間配分をどうするか悩みつつゆっくりとした動作で楽しみ、味見をしながらやり過ごすものの１時間で料理が完成してしまう。肉を主食とするジソブはふだんから調理時間が短いため、まき割りから始めることにする。ステーキを焼くための炭を作っているジソブの前に１匹の犬が現れる。食事を終えた２人の元に小さいけれど確かに実現可能な幸せ“小確幸”は何かを問うメッセージが届く。

今回の実験は“幸せになる料理を作ること”。食べ物は特定の記憶を呼び起こすという“プルースト現象”から被験者たちは思い出の料理を作ることに。次に“旬の料理を作る”実験のため春の食材を探しにそれぞれ森へ向かった被験者たちだが、天気の変わりやすい済州島の森では強風から次第に春の雪へと変わっていく。寒さに震えながらも、ようやく山菜を採って戻り食事を済ませたジソブの家では強風のせいでストーブが使えない状態になっていた。

今回の実験は“息が上がる運動をすること”。シネは高校時代によくやっていたという縄跳びをすることに。ふだんから運動を欠かさないというジソブは高強度インターバルトレーニングの方法を紹介しながらキレのある動きを見せる。そんな被験者たちに趣味を楽しむ時間が与えられジソブの元には“日常のストレスが解消される趣味の箱”が届く。一方、シネは持参した果物を入れるためのミニハンモックを作るのだが…

今回の実験は“友達と一緒に食事を楽しむこと”。これまで１人で過ごしていた被験者たちが森の中で初めて対面することになり、それぞれが相手をもてなす料理を作ろうと奮闘する。まきを持参しシネの家を訪ねたジソブは得意のステーキを焼き始める。シネは突然の来客の知らせに慌てながらも料理の腕を振るう。森の中の小さな家でしばし団らんの一時を過ごす。

今回の実験は“家を好きな色にアレンジすること”。行動派のシネは外壁を塗ることに決め下書きもせず大胆に描き始める。一方で思考派のジソブは悩んだ末、作品を作ることにする。。“10ミニッツプランナー”の実験では１日に何度も決断を迫られる度にストレスを感じるという現代社会において、10分刻みの計画表を作り実行することでストレスから解放されるかを検証する。被験者たちは自作の計画表どおりに行動できるのだろうか。

今回の実験は“自分の才能を共有すること”。よくストレッチをするというシネは実際に効果を実感したストレッチ方法を公開する。ジソブは自らもよく食べるというオリジナルのダイエットレシピを公開する。食事を終えてしばらくすると自家発電のジソブの家の電気が底を突いてしまう。そんな翌朝、“１日が幸せになるように、めい想をする”という実験の知らせが届く。

今回の実験は“自分の才能を共有すること”。よくストレッチをするというシネは実際に効果を実感したストレッチ方法を公開する。ジソブは自らもよく食べるというオリジナルのダイエットレシピを公開する。食事を終えてしばらくすると自家発電のジソブの家の電気が底を突いてしまう。そんな翌朝、“１日が幸せになるように、めい想をする”という実験の知らせが届く。

番外編では幸福実験を終えた被験者たちへのインタビューと未公開シーン、裏話を大公開。自然の中で過ごした感想や印象的だった実験について語る中、シネが見せた涙の訳とは？ミニマルライフがテーマの滞在中、ジソブはある行動をしていた。果たして２人は数々の実験を通して幸せとは何かを知ることができたのだろうか。

ユミョングループの副会長イ・ヨンジュンは優れた経営センスを持ち、ルックスも抜群な完璧な自分を愛する超ナルシスト。そんな彼が唯一頼りにしている敏腕秘書のキム・ミソからある日突然、辞職を宣言され大パニック！ ９年にわたって夫婦のように自分を支えてきた彼女を引き止めようと、破格の待遇条件を提案するが…。

なぜミソが秘書を辞めたいのか理由を探るため、部下で親友のパク・ユシクに相談をするヨンジュン。彼女が自分を好きだから一緒にいるのが辛くなったのだと答えを出すが、ミソから「自分の人生を歩みたい」と理由を告げられショックを受ける。そんなヨンジュンをよそに、ミソは着々と引き継ぎの準備を進めていき…。

ミソを引き止めるため、突然プロポーズをしたヨンジュン。しかし、ミソはまるで動じることなくヨンジュンを酔っ払い扱いする。ヨンジュンは生まれて初めて女性にフラれたという現実を受け入れられない上、ミソの言動を理解できない。ユシクから「まずは恋愛から始めるべきだ」とアドバイスをされ実践してみるが…？

ヨンジュンはミソの後任で雇った新人キム・ジアの歓迎会に参加。ミソを気遣う素振りを見せ、その帰り道にミソへ渾身の告白をする。だが、ミソから「タイプではない」とキッパリと断られ、どこがダメなのか言い争いに発展。少し言いすぎたと感じたミソは、翌日ヨンジュンとちゃんと話そうとするも、冷たい態度を取られ…。

ヨンジュンは退職祝いとして豪華なサプライズデートを企画し、夜の遊園地にミソを連れて行く。ミソの夢を叶え、ぬいぐるみと一緒にネックレスまでプレゼントしたヨンジュン。ミソは初めて目にしたヨンジュンの意外な姿に感動するが、秘書を辞める意志は変わらない。そんな中、ミソは友人から男性を紹介してもらい…。

紹介されたパク記者とデートをするミソ。ところが、ことあるごとにヨンジュンを思い出してしまいデートに集中できない。さらにその別れ際、ヨンジュンが目の前に現れ取り乱すも、なんとかその場をやり過ごす。社内運動会当日、ヨンジュンはミソの一生懸命な姿を微笑ましく眺めていると、若い男がミソに声をかけていて…？

足をくじき、自宅でミソの手当てを受けていたヨンジュン。運動会の競技で男と密着していた理由をミソへ問い詰めた拍子に、2人は抱き合ってしまい慌てて離れる。そんな中、ヨンジュンとミソはオープンを控えたアートセンターを訪問。図書館の見学中に停電が発生し、暗闇の中で思いがけずロマンティックな時間を過ごし…。

ヨンジュンは3年ぶりに帰国した兄ソンヨンせいで、気の重い日々を過ごす。ミソはいつもの覇気がないヨンジュンを心配するが、図書館の開館イベントに大ファンである人気作家モルペウスを呼ぶ計画を立て忙しくしていた。一方ヨンジュンは、実家でソンヨンと喧嘩をしてしまい、気持ちを落ち着かせようとミソの家を訪ね…。

ミソの家でラーメンを作ってもらったヨンジュンは、ユシクからラーメンは愛の告白だと聞かされて思わずニヤけてしまう。翌朝、出勤前のミソを自分の車で迎えに行ったヨンジュン。ミソは笑顔で自分を気遣ってくれるようになったヨンジュンに驚きつつも、嬉しさをおぼえる。なぜか何気ないいつもの行動も意識してしまい…。

ヨンジュンはミソに告白をするために万全の準備を整える。ヨンジュンから食事に誘われたミソは、服を新調し約束したレストランへ。だが、突然モルペウスことソンヨンから会いたいと連絡を受け外で話をしていると、ヨンジュンが現れ言い争いになってしまう。険悪ムードの中、ミソはヨンジュンとソンヨンの関係を知り…。

誤解が解け、仲直りをしたヨンジュンとミソ。いい雰囲気になりミソにキスをしようとしたヨンジュンだったが、キス直前に過去のトラウマがよみがえり突き飛ばしてしまう。恥をかかされたミソは、明日は休むと宣言して帰宅。ミソは休暇を満喫しようと意気込むが、友人たちとも予定が合わず時間を持て余していると…。

ヨンジュンは休みを取ってミソの元を訪れ、彼女の希望に合わせた平凡なデートを楽しむ。そんな中、ミソはパク記者から誘拐事件の情報を受け、探し続けていた“お兄ちゃん”はヨンジュンなのではないかと考える。何かにつけてヨンジュンへの感謝を口にするミソに、ヨンジュンは自分への愛情が10倍深まったと喜ぶが…。

１年間のインターンから戻ってきたミンチェは、インターンへ行く直前に別れを告げられた恋人のウンに会いに行こうとする。しかし向かっている途中で立ち寄った靴屋で高校生に泥棒と間違えられてしまい、警察署へ行くはめに。勇気を出してウンに電話するが、つながらない。最悪の一日だと思っていた、その時…

ミンチェの家でシャワーを浴びながら彼女の帰りを待っていたウン。玄関が開くと、そこにはミンチェの兄が立っていた。妹が恋人と住んでいると知らなかった兄は２人の同せいを反対する。しかし、どうしても一緒に暮らしたいと考えるミンチェとウン。２人は人生プランを立てて兄の理解を得ようとする。

結婚式の準備を始めるためにミンチェとウンはウエディングプランナーのもとへ相談に行く。しかし新婚旅行も式を挙げるのにかかる費用も高く悩みは募っていく一方。高望みばかりしてしまうミンチェと、ミンチェのその望みをかなえてあげられない自分に腹を立てるウン。お互いの価値観が合わず、２人はついに言い合いになってしまう。

ウンはミンチェにプロポーズをしようと考えるが、何をどうしたらいいのか分からず困り果てる。そこへ生徒のジヘがやって来て彼女が聞きたい言葉を伝え、確信を与えれば成功するとアドバイスを受ける。そしてウンは思いをつづった手紙をサプライズで届けようとミンチェの働く美術館へ行くのだが…

結婚の準備を進めるミンチェとウンは、両家顔合わせの場を設ける。ミンチェの両親は訳あって来ることができず、その代わりに兄が行くことに。結婚の許しを得て、お酒も入り場の空気が和んできた時、ミンチェはお義父さんに対して失敗をしてしまう。大丈夫だと言いつつも席を立ってしまいミンチェは気が気でない。実はウンとお義父さんの間には溝があった。

ミンチェが働く美術館に校外学習でウンとウンのクラスの学生たちがやって来る。お互いの働く姿を見ることができて喜んでいた２人だが、生徒たちはミンチェと室長がお似合いだと騒ぎ立てる。ミンチェと結婚して幸せにしてあげたいと思っていたウンだったが、室長にまっとうなことを言われてしまい、その言葉が胸に突き刺さる。