老婦人で仙女のオクナムは、娘のチョムスンを連れてイヒョンとグムを追ってソウルにやって来る。オクナムは699年もの間、夫の生まれ変わりが現れるのを待ち続けているのだった。その夜、グムはオクナムが公園で寝ているところを見かけ、一晩泊めることにする。

悪夢にうなされたイヒョンは、オクナムが仙女に見える原因を突き止めようと友人で精神科教授のハムスクに相談する。戌の刻にまた会おうと言ったオクナムの言葉が頭から離れないイヒョンは、オクナムが働くカフェに向かう。するとそこにはグムの姿があった。

ハムスクにはオクナムの姿が老婦人にしか見えていないと知り、ますますイヒョンは混乱する。そんな中、オクナムを映画に誘うグムを見て、２人の関係も気になるイヒョン。一方、チョムスンが大学のキャンパスでBL小説を書いていると、その姿を盗撮する謎の男が…。

グムは泥酔したイヒョンを公園のベンチに寝かせるが、忘れ物を取りに行っている間にイヒョンの姿が消えてしまう。翌朝、イヒョンが目覚めると、目の前に大きな虎が横たわっていた。しかし状況を飲み込めないイヒョンは何事もなかったかのように自宅へ戻る。

オクナムが自分を仙女だと学生たちに言っていることを知ったイヒョンは、オクナムに人前で仙女だと言うなと告げる。イヒョンは虎のいる家に行ったのは夢ではないかもしれないと考え始める。そんな中、オクナムは仙界の掟を破った懲罰により熱を出していた。

熱を出した日の夜に介抱してくれたグムに、お礼としてハスの花を届けるオクナム。一方、夢の中でオクナムに“旦那様”と呼ばれたイヒョンは、オクナムが自分の記憶の中に存在しているような感覚を覚える。そんな中、グムはオクナムが好きだとイヒョンに告げる。

イヒョンは身に覚えのない記憶が脳裏をよぎる。オクナムに一緒に水浴びをしたことがあるかと唐突に尋ねるイヒョンに対し、オクナムは、イヒョンの記憶が戻ったのかと胸をときめかせる。グムはオクナムの家にある卵を触り、ヒビが入ったことをチョムスンに伝える。

興奮すると虎に変身するチョムスンの代わりに、BL小説の著者としてインタビューに応じたグムは有名人になってしまう。出勤したイヒョンは、研究室の助手たちからグムがショッピングに行ったと聞かされる。グムはあることが頭に浮かび、オクナムをそっと抱きしめる。

イヒョンは昨夜の無礼をオクナムに謝る。するとオクナムは、夫の生まれ変わりを捜していることをイヒョンに伝え、自分の夫なのかと尋ねる。２人の話を聞いてしまったグムは動揺を隠せない。イヒョンは、オクナムへの気持ちを認め、オクナムに告白するのだが…。

イヒョンは、なりゆきでグムとオクナムと３人でデートをすることに。体験型脱出ゲームに入るが、途中でイヒョンは過去のトラウマがよみがえり、その場に倒れてしまう。倒れたイヒョンを抱きしめ、必死に話しかけるオクナムの姿を見たグムは切なさをにじませる。

ヨンソは仕事の担当者としてミルに呼ばれ、事務所へ。ミルはヨンソを送っていき、こっそり家の場所を確認する。ジュニョクの正体を知ったナックは、ヨンソが留守の間にジュニョクを逃がしてしまう。必死で自宅に戻ったジュニョクは、悩んだ末に警察へは通報しないことに。ところが、部屋にいたジュニョクはいきなり暴漢に襲われ……。

暴漢に刺されたジュニョクは一時的にヨンソの家に避難した。そんななか、ジュニョクはミルがヨンソの家に侵入したのを目撃し衝撃を受ける。自分を狙う犯人が芸能関係者だと感じたジュニョクは、引退宣言をして様子を見るという。安全のため新居に移ったジュニョクはヨンソを同居させることにするが、ナックは複雑な気持ちになる。

ヨンソは自分が芸能人になって関係者の中から犯人を捜そうとするが、ひょんなことからナックがデビューすることに。一方、再び何者かに襲われたジュニョクは、ミルが黒幕だと確信するが……。ジュニョクとヨンソは衝突しながらも徐々に心を許すようになっていたが、ヨンソはセラがジュニョクと結婚すると言ったことが気になっていた。

ナックは、レッスン風景の動画が注目を集めたことで一気に人気を得る。ジュニョクは事件を捜査するシム刑事から、ジュニョクの口座からなくなった預金がヤミ金に流れていたと聞かされる。そんななか、セラがジュニョクとヨンソのスキャンダルをでっち上げたせいで、ジュニョクはスポンサーから賠償請求されるピンチに立たされるが……。

ジュニョクはシム刑事から、事件の犯人が遺体で見つかったから確認をしてほしいと呼び出される。その頃、シムという名の刑事が存在しないことを知らされたヨンソとナックは、キム社長が犯人だと確信し社長を訪ねるが、すでに社長の姿はなかった。そこへ、ジュニョクから助けを求める連絡が入り、２人が指定の場所へ向かうと……。

ウ・テソクは検挙率全国ナンバー1の凄腕刑事。しかし、暴力や違法な捜査を繰り返し、上層部から要注意人物としてマークされていた。そんな中、テソクの心の傷となっている事件の被疑者チャン・ヒョンミンが、検事となってテソクの前に現れる。

ヒョンミンの周辺で殺された人の多くが水辺で発見されていることから、テソクは犯行現場を船と特定する。罠を張って本人が現場に戻ってくるよう仕向け、やって来たヒョンミンを追い詰めるテソク。しかしその過程でヒョンミンは転落し、昏睡状態に陥ってしまう。

両親が殺されていると通報があり、現場に急行するテソクたち。娘で通報者のウン・ソンジェは、テソクと顔見知りの記者だ。テソクは彼女の犯行を疑うも、証拠がない。一方、警察を辞めずに“ＳＮＳ”チーム長になったテソクに、妻のキム・ヘジュンは愛想を尽かしていた。

ソンジェには交通事故の前の記憶がなかった。テソクは、ソンジェが13年前の事件の被害者ペ・ヨウルなのか確かめようとDNA鑑定を依頼する。その頃、警察官を銃撃する殺人事件が発生。テソクは大量殺人の可能性を予見するが、チョン・チュンマン隊長に否定される。

狙撃犯ソン・ユジンが、ソン・マンスの息子であることが判明する。マンスは、13年前、ヒョンミンが犯した殺人の罪を着せられ、服役中である。そして当時マンスを逮捕したのはチュンマンだった。一方ソンジェが、昏睡状態だったヒョンミンを目覚めさせる。

ソンジェが自分はヨウルだと名乗ると、ヒョンミンは13年前のテソクの落ち度を明かす。一方、チュンマンによって父マンスを殺されたユジンは、爆弾で脅してチュンマンを名指しで呼び出す。市民に危険が及ぶことを懸念したテソクは、ユジンをおびき寄せ説得を試みる。

病院から逃亡したヒョンミンに、妻ヘジュンを殺されたテソク。逃亡に加担しているチュンマンは、ヒョンミンを逃がす時間を稼ぐため、テソクを妻殺しの犯人に仕立て警察に拘束されるよう仕組む。しかし程なくして釈放されたテソクは、ついにヒョンミンを見つけ、追い詰める。

ヒョンミンを道連れにして死ぬ覚悟だったテソクをソンジェが救い出す。ヒョンミンの死亡が確認され、一連の事件は収束したかに見えたが、再びチャン・ヒョンミンを名乗る者による殺人事件が発生する。テソクは、現場の状況や犯行の手口から模倣犯と推測する。

ヒョンミンの模倣犯による殺人事件がまたも発生し、テソクは容疑者を追うも取り逃がす。そんな中、ヘジュンの最期が映った映像が復元される。妹のウ・テヒと仲直りするようにとテソクへ言葉を残すヘジュンの姿と、救急車を呼ぶソンジェの声が入っていた。

SNSの一員チェ・ドンユン刑事が、ヒョンミンの模倣犯に拉致される。刺激するのは犯人の思う壺であると主張するテソクだが、手がかりもなく捜査は難航。そんな中、チュンマンが指揮をとるチェ刑事誘拐事件の捜査本部が設置され、SNSのイ・ムンギ刑事らも加わる。

ヒョンミンの模倣犯コ・ジュソンがネット生配信中、テソクが登場し、被害者を救う。しかし、テソクが外へ出た隙に現れたヒョンミンによって、ジュソンが殺される。遺体の横にいたため逮捕されたソンジェの供述で、ヒョンミンが生きている可能性が浮上し、愕然とするテソク。

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