イサンはケガをしたスチョルの代わりにイベントの仕事をする。その会場でハリはサポーターの母親たちから、精子売買に関わるような雑誌には協力できないと言い渡される。これを重視した上司は、ハリを懲罰委員会にかけることにする。そんな中ハリは母の保護者として病院から呼び出しを受け、親子の立場が逆転したことに愕然とする。そしてハリに１カ月の停職処分が決定した。イサンは隠れて仕事をするハリが気になり始め…。

ジェヨンは小児科の開院を控えて、ドアのためにベビーシッターの募集をかけるが適任者は見つからない。ハリは３人の精子提供候補者のうちウトゥムを、仕事にかこつけて精子寄贈の可能性を探る。一方ジェヨンは、ベビーシッターより保育園に預けることに決め開院準備に忙しい。会社の健康診断を受けたウトゥムの検査結果は、ハリの期待以上だった。ハリの希望を叶えてくれそうなウトゥムだが、難関も待ち構えていた。

“THE BABY”の売上が減少しているため、地方の観光の広報の仕事を受けることになる。忙しい部下たちの代わりに停職中のハリと、怪我をしている室長の代役でイサンが行くことになる。取材先のアクシデントで足止めをくらい帰れなくなったハリとイサン。ジェヨンは帰らない２人が気なって仕事が手につかない。一方２人は民宿で一夜を過ごすことになるが、お互いが気になって仕方がない。縮まりそうで縮まらない２人の距離。

取材旅行から戻ったハリとイサン。ハリはジェヨンに嫌味を言われ、編集部では噂の的となる。イサンはハリに惹かれながらも、先へ進めない自分がもどかしい。そんなギクシャクした関係のまま再び仕事で一緒になるハリとイサン。ハリはイサンに好意を示すがイサンは気が付かない。一方不妊治療を受ける夫婦の取材では、子どもを欲しがるハリの気持ちが理解できない。そんな中、編集長は子育てと仕事の両立が難しくなり…。

ハリは精子売買の件で、自分や勤め先の会社の名前までネットに書き込みされる。ハリはネットの掲示板を証拠として警察に提出し削除の要請をするが、会社は大騒動となる。窮地に陥ったハリをイサン、ジェヨン、ウトゥムはそれぞれの立場から守ろうとするが、優位に立とうと牽制ばかり。そんな中ハリは、本部長から呼び出され謝罪文を求められる。が、ハリはそれで解決はしないとして率直に精子売買に至った経緯をコラムに掲載した。

ハリのコラムは編集部員たちには好評だったが、上司は怒りが収まらない。子持ちに編集長は無理だとシム部長は退職を決意し、これを武器にハリを次期編集長に押そうとする。上司は納得しないが、シム部長の一言は上司を脅かす。　そんな中、ハリは仕事中のヒョジュの非礼な態度に責任は自分にあるとイサンに謝罪する。イサンは独身主義の説明をしそれでもハリに心が揺らいでしまった結果、ハリを混乱させたことを侘びる。

ハリは相手先のチーム長に面会してもらえないウトゥムに、援助の手を差し伸べる。ハリは女優と親しげにしているイサンを目撃して心が騒ぐ。ジェヨンはよりを戻したい元妻に、戻る気はないと突き放す。一方、一線を引いたつもりのハリはあいまいな態度を取るイサンに混乱する。そんな中ハリが自分に好意を持っていると思ったウトゥムは、シム部長の送別会の日に酔ってハリにキスをする。その現場に遭遇したイサンは…。

ウトゥムの行為にハリは初対面の時にイサンにキスしたことを思い出し、それまでのイサンの言動に納得がいく。ウトゥムはイサン、ジェヨンを呼び出しハリが好きだと打ち明け、アドバイスを求める。偶然に拾ったハリの手帳に書かれていた精子提供候補者の順番を思い出したイサンの心境は複雑。部長が退職して忙しい仕事の合間を見つけ、ハリはイサンに初めて会った日の不愉快な出来事を謝罪すると、不愉快ではなく慰められたと言う言葉に…。

ウトゥムは真剣にハリへ告白しようと、ヒョジュからアドバイスを受け準備を始める。ジェヨンはドアの１歳の誕生日にかこつけ、ハリに準備を手伝わせる。ハリはイサンに、以前取材した不妊治療の夫婦が妊娠したことで再取材を依頼する。そんな中ハリはイサンが手帳の中身を見たことを確信して失礼な内容に謝罪するが、イサンが秘密を抱いていることに思い当たる。心が決まったら打ち明けてほしい、でなければ終わりだと通告する。

ユジュン建設の最年少理事であるソジンは、バイオリニストの妻ヒョンチェと娘のダビンと幸せな日々を送っていた。しかし、ある日ダビンが忽然と姿を消してしまう。一方、エリは母ソンジャの心臓移植費用のために毎日必死で働いていた。

携帯電話を無くしたエリは、自分の番号に電話をかける。その電話に出たのは誘拐犯からの連絡を待ちわびていたソジンだった。ソジンは間違いだと一方的に電話を切る。捜査に進展が見られない中、ソジンの家に小包が届き…。

ソジンはエリと会う約束をするが、何時間待ってもエリは現れなかった。エリもソジンを待っていたが会うことができず、その夜ソジンとエリは互いに待ちぼうけを食らったと電話で罵り合う。そんな中、入院中のソンジャがいなくなり…。

ソジンは自分がエリの１か月後を生きていることに気づく。１か月前を生きているエリに家族を救ってもらおうと考えるが、エリは話も聞いてくれない。そんな中、エリは必死に貯めたお金を友人のゴヌクにだまし取られ…。

エリは１か月前のソジンに会うためユジュン建設を訪れるも門前払いされる。そこでユジュン建設のせいで、娘が死んだと抗議する男ジンホを見かける。一方、１か月後のソジンの元に担当刑事から犯人を逮捕したとの連絡が入り…。

エリは偽の社員証でようやくユジュン建設内のソジンの元にたどり着く。エリは１か月後のソジンに託された話を１か月前のソジンにするも追い出される。そんな中、エリの元にソンジャが入院していた病院から連絡があり、行ってみると…。

ジンホの家に行ったエリは間一髪のところをゴヌクに助けられる。ゴヌクはエリの携帯を持っていてソジンからかかってきた電話でエリの危険を知ったのだった。エリが助かった瞬間、１か月後のソジンの目の前の光景が変化していき…。

１か月後のソジンは違法資材の件で取り調べを受けていた。その頃、エリは１か月前のソジンに再度接触するも結果は同じで相手にされない。仕方なくソジンの妻ヒョンチェに近づこうと後をつけると、そこで意外なものを目撃し…。

ソジンの部下ドギュンとヒョンチェは不倫関係にあった。一方、エリは何度も自分が殺される理由が分からず恐怖を覚えるも、ソンジャを捜すためジンホに会いにいく。しかし、ジンホから聞かされた話はエリの父テギルの話だった。

ゴヌクはエリに頼まれ撮ってきたジンホの家に出入りする男の映像をエリに見せる。エリはその映像をソジンに送ると、その男はソジンの秘書のテッキュだとソジンから聞かされる。それからエリは父テギルの死の詳細をソジンに話し…。

身元不明の遺体を発見したソジンは通報しその場を離れるが、そこで見つけたメモの内容を調べていくうちに、遺体はソンジャだったと知りがく然とする。一方、エリはソンジャの口座に１億ウォンもの大金が振り込まれたことを知り…。

エリは胸騒ぎを覚え、遺体はソンジャだったのではとソジンに問う。ソジンはそれを否定せず、判明したソンジャの足取りを伝え何としてでも捜しだすように言う。その頃、警察はソンジャ殺害の容疑者としてソジンを追っていた。

大学生のユン・ジスは、学生運動に参加するハン・ジェヒョンに引かれ恋に落ちる。時は流れ、財閥一族に婿入りしたジェヒョンは、４年の服役を終え出所する。一方ジスは、息子を抱え苦しい生活を送っていたのだった。そんな中、息子が学校で問題を起こしたと連絡が入り、ジスは学校へ呼び出される。同じ頃、息子がけがをしたと聞いたジェヒョンも学校へ向かい、十数年ぶりにジスと再会するのだが…

ジェヒョンとの再会に涙を流すジスだが、どこかよそよそしい態度を取ってしまう。しかし、ジスはジェヒョンとの再会を願い続けていたのだった。ジスのことが気になるジェヒョンは彼女のことを調べるよう部下に命じる。そして、ジスの離婚歴や生活苦を知りショックを受けるのだった。一方ジスも、ジェヒョンが自分を不当解雇したヒョンソングループの副社長だという事実を知り、驚きを隠せずにいた。

息子の校内暴力が問題になり、被害者の母親であるソギョンの前でひざまずくジス。そこへ被害者の父親であるジェヒョンが現れ、ソギョンは夫とジスの関係を怪しむ。一方、ジェヒョンの会社では解雇された元社員たちのデモが続いており、会社側は強硬な手段を取ることにする。ジェヒョンはジスにデモに参加しないよう言うが、ジスは首を縦に振らず変わってしまったジェヒョンを嘆くのだった。

デモ隊を鎮圧する警察に連行されたジス。何もできずにいたジェヒョンだったが、義父である会長と取り引きをしてジスたちを釈放させる。そんな中、夫とジスの過去を疑い始めたソギョンは、ホテルでのパーティーでジスにピアノの演奏を依頼する。しかし、そこでジスはトラブルに巻き込まれてしまい、ジェヒョンに胸の内を明かす。昔と同じように海へ向かうジスとジェヒョン。そこで２人の思いが重なり…

パーティー会場を抜け出し、海辺でジスに思いを告げたジェヒョン。そんな中、借名取引の責任を負わされるはめになったジェヒョンは、誰かに尾行されていることに気付く。一方、ジスの元夫であるセフンは息子のかばんの中から遺書らしきものを見つけ、息子に詰め寄る。そのころジェヒョンは、ジスとの昔の約束を思い出しギターを買いに行く。変装しジスに会いに行くジェヒョンだが、そこにはセフンが待ち構えていて…

ジスとジェヒョンが会っている現場を撮影したセフンは、その写真をジスに見せ親権を渡すように迫る。更に、ソギョンに近づき手を組むことを提案したセフンは、ついに決定的な証拠をつかむ。思い悩むジスは、25年前も同じようにジェヒョンとの関係を絶つよう、父親に迫られた過去を思い出していた。指名手配されたジェヒョンを解放するために別れを告げた過去と同じく、ジスはジェヒョンを守るため夫の元へ戻ることを決心する。

ジスがセフンと再婚すると聞いたヨンウは、ついにジスに告白する。戸惑うジスは、ヨンウに別れを告げてその場を去る。一方、検察からの取り調べが続いているジェヒョンだが、裏では義父である会長が検察に根回しをしていた。そんな中、ヨンウと同じくジスの決断を知ったジェヒョンは、２人の思い出の地を訪れる。そこでジスと再会したジェヒョンは彼女を守ると約束し、セフンの元を訪れるのだった。

ジェヒョンの思いを聞き、復縁を思いとどまったジス。ジェヒョンの本心を知ったソギョンは、昔母親に捨てられた記憶を思い出し、更なる手段に出る。ソギョンにジェヒョンとのあらぬうわさを流され、ジスは保護者たちに詰め寄られてしまう。一方、ジェヒョンは１人で検察に向かい取り調べを受けていた。そんな中、２人は思い出のある教会で偶然会うことになる。過去を思い出し、世間の目から逃れ肩を寄せ合う２人だが…

ついにジェヒョンはジスに、ある決断を伝える。同じ頃、ジェヒョンが検察に協力したことで家宅捜索を受けた会長は、激怒しジスを呼び出す。一方、ジェヒョンは５年前に元社員が自殺したことに関与しているとされ、セフンが弁護人を務める人物に訴えられる。そんな中、息子たちが通う学校へ向かう電車に乗り合わせたジスとジェヒョン。しかしあることがきっかけで、ジスは家族にまつわる悲しい過去を思い出すのだった。