インチョルに呼び出されたユジンは、失踪した娘のユラがカナダに渡った可能性があるという話を聞き、自分にできることがあれば喜んで力になると申し出る。デニーから2人が会っていると聞いたキャリーは慌ててカフェに駆けつけ、ユジンをインチョルから引き離す。そんな中、下心たっぷりのフィリップは、高級ホテルの部屋を予約してユジンをデートに誘う。ヘジュンはバーでフィリップに殴りかかり、ユジンを救い出すが…。

フィリップを殴り、ユジンを救い出したヘジュン。ユジンはヘジュンにプロポーズをして心を揺さぶろうとするが、ヘジュンはユジンの態度が急変したことに戸惑う。一方、フィリップはヘジュンに殴られたことをセラに報告。セラは電話にも出ないヘジュンを捜し回り、ヘジュンとユジンが車の中で深刻そうに話をしている姿を目撃する。そんな中、キャリーは30年前にジェミョンに奪われたミョンホのハーブ農場を訪れ、ヘジュンと出会うが…。

ヘジュンにキスをされたユジンは、3年前に会う約束をした日、弟がテロに遭ったせいで急きょトロントに帰ったのだとヘジュンに説明する。そして、ジェイグループがヘジュンの会社だとは知らずに入社したと嘘をつく。ヘジュンは自分の気持ちについて考える時間がほしいとユジンに伝える。一方、ヘジュンに会ったキャリーは、なぜか亡き夫を思い出して不思議な気持ちになる。そんな中、ヘジュンが暴行罪でフィリップに告訴されて…。

暴行事件の示談の条件として、ユジンを寄越せと要求するフィリップ。腹を立てたヘジュンは示談を拒否するが、当のユジンはデートをして付き合うかどうか考えてみてほしいというフィリップの条件を受け入れる。ヘジュンとユジンの関係を疑うインチョルはジェミョンに忠告する一方、ヘジュンにはセラを幸せにしてやってくれと告げる。そんな中、キャリーは元看護師のミヒャンが入院する療養院を訪れ、30年前の秘密を探ろうとするが…。

インターネットの掲示板に、ヘジュンがユジンと不適切な関係であり、暴行事件を起こして告訴されたという匿名の投稿がアップされる。ユジンは自分たちを陥れたい人間の仕業だと疑い、心当たりがありそうなフィリップを問い詰める。そんな中、ヘジュンはユジンが3年前に出会った忘れられない女性であることを母のユンギョンに打ち明ける。ウナは娘の婚約が危うくなったことに腹を立て、キャリーにユジンを韓国から追い出したいと相談し…。

結婚を考え直したいとセラに告げたヘジュン。セラはユジンのことが好きだというヘジュンの言葉を聞いて大きなショックを受けるが、ネット番組に1人で出演してヘジュンとの結婚には何の問題もないと発表する。そんな中、ユンギョンはユジンのもとを訪れ、ヘジュンのために会社を辞めて韓国を去れと要求する。その頃デニーは、ユジンがウナに平手打ちされたことでヘジュンを責め、今度はユンギョンが今まさにユジンに会っていると伝えるが…。

韓国を去れとユジンに要求したユンギョン。その場に現れたヘジュンは、母のユンギョンにセラとは結婚しないと言い放つ。セラはヘジュンを渡しはしないとユジンに立ち向かうが、ユジンもまたセラに対して挑発的な態度を取る。一方、ヘジュンはセラがフィリップに自分を告訴するよう指示していたことを偶然耳にする。ヘジュンは両家の食事会の席でセラとの結婚を破談にすると宣言し、セラはショックのあまり気を失ってしまうが…。

ユジンの家を訪れて大暴れしたセラ。デニーは偶然を装ってセラの前に現れ、酒を飲みに行こうと誘う。ジェミョンは身勝手に婚約破棄を宣言したヘジュンに激怒し、ユンギョンもヘジュンを説得しようとする。しかし、ヘジュンはユジンを諦めることができず、セラに愛されているのかどうかも確信が持てなくなっていた。そんな中、セラをなぐさめていたウナは、ユジンが閉所恐怖症という弱点を持っていることを知り、ユジンを呼び出すが…。

ウナはユジンにまるで韓国を去る意思がないことを知り、彼女の母親を捜し出して追い詰めようと考える。一方、ヘジュンはユジンが3年前に出会った女性であることをセラに明かし、別れを告げる。これを知ったウナは激怒し、ユンギョンの家を訪問。万が一セラとヘジュンが破談になれば、ジェイグループの秘密を暴露すると脅迫する。そんな中、ヘジュンが破談を社内に発表しようとする。セラとウナはユジンを陥れる計画を企てて…。

セラとウナの罠に嵌り、エレベーターに閉じ込められたユジン。デニーによってかろうじて病院に搬送されるが、意識が戻らない。デニーは病院にやってきたヘジュンに殴りかかり、早く犯人を捜せと告げて追い返す。その頃、ユジンが意識不明であることを知ったウナは、それをセラに伝え、永遠に目覚めないことを望む。ウナからジェイグループの罪を暴露すると脅迫されたユンギョンは、自分の知らない秘密があるのではないかと夫を問い質すが…。

デニーは見舞いにやってきたヘジュンをユジンに会わせず、エレベーターの故障はウナとセラ、ジェミョンが仕組んだ罠だと告げる。一方、セラは夜更けにヘジュンの自宅を訪れて一夜を過ごそうとするも拒否されて傷つく。母のウナからヘジュンが自分たちを疑っていると聞かされたセラは、エレベーターの件はユジンの自作自演だと嘘をつくが、ヘジュンは真相を探り続ける。そんな中、ヘジュンはセラとの婚約破棄を社内に発表するが…。

ミヒャンの記憶が戻ることを期待して、療養院に通い続けるキャリー。ウナがやってきたことを知ったキャリーは病室を去り、彼女がミヒャンのもとを訪れた理由を探ろうとする。一方、セラはユンギョンに、ヘジュンが自分を抱きながらユジンの名前を呼んだと嘘をついて同情を引く。そんな中、ユンギョンは何者かが送りつけてきた録音データを聞き、セラがフィリップにヘジュンを訴えろとそそのかしたことを知る。ユンギョンは激怒するが…。

ヘジュンはユジンと食事をして幸せな時間を過ごし、ずっとそばにいると約束する。一方、落ち込んだセラはデニーと酒を飲み、ユジンは行方不明の姉より憎い存在になったと話す。その夜、セラが自宅で薬を飲んで自殺を図り、病院に搬送される。セラは一命を取り留めるが、ウナはヘジュンの家に押しかけて大暴れする。意識を取り戻したセラは、自分が入院中だと知りつつもヘジュンが見舞いに来ないと知って、さらにショックを受けるが…。

病院を抜け出して会社に向かったセラ。ユジンは屋上から飛び降りようとするセラを止めようとして、もみ合いになる。屋上に駆けつけたウナはユジンに暴力を振るい、今週中に韓国を去ることを約束させる。そんな中、デニーはヘジュンからユジンとは3年前からの知り合いだと聞かされて驚く。ユジンはデニーにこの事実を明かすが、キャリーには黙っていてほしいと頼む。一方、ジェミョンはユジンに横領の濡れ衣を着せようと企むが…。

農場を訪れたキャリーは、ユジンのことを3年前から忘れられずにいたとヘジュンに聞かされて動揺する。ユジンはなぜ今までこの事実を黙っていたのかとキャリーに問い質され、復讐の邪魔になると思って話さなかっただけだと言い訳をする。キャリーは幸せの絶頂でヘジュンを突き放せと指示するが、ユジンはヘジュンの思いやりに触れ、復讐に迷いを感じ始める。そんな中、ユンギョンは息子たちの婚約を破棄するとウナに告げるが…。

チョン・ソヨンは夫のホン・インピョから、友人のユン・ヒジュの別荘へ行く日を決めろと言われる。貿易会社を営むインピョは、ヒジュの夫、イ・ジェフンからの援助を期待していた。掃除のアルバイトを終えたソヨンは、不倫関係のジェフンとホテルで時間を過ごしてから家に帰ると、インピョが電気もつけずに座っていて…。一方、カン・テウは濡れ衣を着せられ警察を辞めたあと、堕落した生活を送っていた。

酔ったヒジュがソヨンを挑発すると、ソヨンはつい本音を言ってヒジュを怒らせてしまう。援助の話を台無しにされたインピョはソヨンを床に叩きつける。人生にうんざりしたソヨンは入水自殺を図ろうとし、ジェフンが必死にソヨンを止めている時、森の中から大きな音が聞こえる。ソヨンがジェフンとともに音のした場所へ向かうと、ワゴン車が事故を起こしていて、周囲には大金が入った箱が落ちていた…。

ソヨンとジェフンはワゴン車にあった現金をかき集め、袋に入れて井戸に隠した。翌朝、昨夜事故があったことを管理人から聞くが、ソヨンとジェフンは知らないふりをし、２組の家族は家に帰る。一方、テウは謎の男たちに拉致され１００億ウォンをどこへやったのかと殴られながら問い詰められる。弟のカン・テヒョンがその事件に関わっていて、昨夜事故で死んだと聞き、テウはショックを受ける。

テウはテヨンテックの社長、キム・ドハクのもとを訪れ、テヒョンを死に追いやった犯人を必ず見つけると誓い、オ・デヨンも協力する。大金を移動させる日にジェフンの都合が悪くなり、１人で山へ向かったソヨン。帰り道にタイヤがパンクしてしまい立ち往生しているところに、事件現場を調べに来たテウが現れる。ソヨンはテウにタイヤを直してもらいその場を立ち去り、テウは別荘に聞き込みに向かうが…。

テウはデヨンに、ソ・ミンギュとドハクのことも調べるように頼む。お金が必要になったジェフンはソヨンの家まで押しかけお金の在り処を聞き出すが、ソヨンは時が来たら話すと言う。テウは警察を装って事件現場から近い別荘のオーナーであるジェフンに話を聞きに行き、焦ったジェフンはソヨンに電話をかける。大金の隠し場所でソヨンとジェフンが口論になっていると、そこへ部屋の家主が帰ってきて…。

ヒジュと話をしているときに偶然ジェフンが５億ウォンを使ったことを知ったソヨンは、ジェフンを問い詰める。テウはソヨンに会いに行き、ジェフンに会ったと話す。ソヨンは、ジェフンは友人の夫だと、とぼけてみせる。だがテウは、ソヨンの車のタイヤを交換した日にお金を運んだことや、マンションでジェフンにそれを渡したことを知っていた。２人の関係は共犯だと言われて、ソヨンは動揺を隠せないでいた。

テウに問い詰められたソヨンだが、とっさに事故現場で見たテヒョンのことを思い出し、警察手帳をもう一度見せるよう要求する。焦ったテウは名刺を渡して帰る。テウが家に戻ると、テヨンテックのチンピラたちが部屋の中を荒らしていた。ジェフンに突き飛ばされ意識不明だったユ・ミラが不自然に亡くなり、ソヨンはジェフンの仕業だと考える。一方、インピョはジェフンから援助の連絡を待ち続けていたが…。

契約白紙の連絡を受けたインピョは、嘘をつき離婚届まで用意していたソヨンに怒り狂う。意を決してテウに電話をしたソヨンだが、話の途中でインピョに邪魔をされる。ソヨンが危険だと察したテウはソヨンを助けに向かい…。テウは大金の在り処を教える代わりに、ソヨンからテヒョンの遺体の足元に落ちていたというロッカーのキーを受け取る。お金を取り戻したソヨンはテウに車を借り、ある場所へ向かう。

３年前、３千億ウォンもの被害が出た大きな事件の詐欺師を捕まえたいと意気込んでいたテウ。だが同僚のパク・ジュンベに突入を止められる。しかしテウは、ジュンベの言うことを無視して１人で突撃する。そんなテウに後輩のチャ・ヨンナムは付いていくが、結局敵のわなにはまって殺され…。ソヨンは転がり込んだ家の家主、チャン・クムジャに取引を持ちかけ、資金洗浄のやり方を教えてもらう。

クムジャのためにフッコムの事務所を訪れたソヨンは、チンピラに囲まれるも毅然とした態度を崩さない。テウはついにロッカーを開けることができたが、後をつけていたミンギュたちに捕まってしまう。ロッカーのキーを誰からもらったのかとミンギュはテウを問い詰める。だがテウは、弟の遺品にあったものだと言い、ソヨンの名前を言わない。一方、インピョはジェフンに電話の録音を聞かせて脅す。

インピョに捕まったソヨンは、目覚めると自宅で椅子に縛りつけられていた。ジェフンとの浮気の話だけでなく、お金の話までインピョが知っていてソヨンは驚く。お金の在り処を問い詰めるインピョに、ソヨンは廃家の井戸にあると嘘をつく。キーの出どころについて口を割らないテウを、ミンギュは車ごと重機で潰そうとする。インピョと話をしようと家に来たジェフンによってソヨンは助けられるが…。

気を失ったテウは夢でテヒョンに会う。目覚めるとミンギュからテヒョンに何が起こったのか聞き出し、キーについては話さないまま逃げ出す。ソヨンは自分のお金のせいでテウが危険な目に遭っているとデヨンから聞き、お金を持ってテヨンテックへ向かう。インピョはソヨンの行動を把握しようとテウの家へ侵入し、隠しカメラを設置する。一方、至る所で“あの人”が帰ってくるという話題が持ち上がり…。

資金洗浄をせずお金を持ち帰ったソヨンに、クムジャは大規模かつ合法的な事業体を利用する方法を教える。ソヨンは急いでヒジュの所へ行き、ミラの息子のために信託を頼む。その後ソヨンはジェフンに９９億ウォンを３等分し、３分の１を信託に当てると話す。最初は納得しなかったジェフンだが、しぶしぶ了承する。テヒョンの死の真相を追うテウを手伝うソヨン。そんなソヨンをインピョは尾行していた。

テウがデヨンの店を荒らしたフッコムのもとへ乗り込むと、フッコムはテヨンテックの人たちにやられていた。ドハクに次はお前だと脅されるテウ。ソヨンはジェフンのお金をロッカーに入れ、信託のお金を渡すためヒジュに会いに行く。テウはソヨンに付き添い、テウの車に追跡装置を付けたインピョと、自分のお金の行方を探すジェフンもソヨンのもとに集まる。ヒジュは何か秘密を知っているようで…。

テヒョンの残したＵＳＢメモリのパスワードがついに解かれる。開くと、さまざまなファイルと共に、盗撮した写真が入っていた。その中の１枚にソヨンが男と一緒にいる写真を見つけ、テウは驚く。ソヨンはペク・スンジェに会いに行き、韓国を去ると告げ、その前に資金洗浄してほしいと頼む。ソヨンが出かけている間にインピョは区庁の職員と偽ってクムジャの家を訪問し、ソヨンの部屋を物色する。