グァンイルはテヤンを再起不能のダメージを与えるため、彼が身分を詐称しているという情報をマスコミにリークする。ニュースはテヤンの話題でもちきりになり、サンホールディングスは危機に陥る。そんな中、ミランからテジュンとの過去を聞き出したジェボクは、酔った勢いでテジュンに殴りかかろうとする。グァンイルは公園で深刻そうに話をするテジュンとミランを目撃。会話の録音データを改めて聞き、ミランが自分の実母だと気づくが…。

理事会の決議でサンホールディングスの代表から解任されたテヤンは、キム・ユウォルとしての身分を取り戻すことを決め、シウォルにやり直そうと告げる。グァンイルは実母がミランであることをテジュンに確認するが、母親だと認めるつもりはないと宣言する。そんな中、ジェボクはテヤンとドクシルを離婚させて一緒に暮らそうとミランに思いを告げる。一方、ジョンヒはグァンイルの離婚と再婚を計画し、ジウンの友人ユジンと見合いをさせるが…。

ユウォルの身分を取り戻したテヤン。ドクシルは「法的にはもう夫婦ではない」とテヤンに告げられて取り乱す。ミランはテヤンを自由にしてやれと諭すが、ドクシルは絶対に離婚はしないと言い張るのだった。一方、スッキの一家は密かにグァンイルとジョンヒのDNA親子鑑定を依頼し、ついに２人が親子ではないという証拠を入手する。そんな中、ユウォルはテジュンとグァンイルから経営権を奪うため、ヤンジロジスの株を保有する人物を捜すが…。

チョン道士に会いに行ったユウォルは、彼の本名がチョン・ジンソクであることを知る。そのうえ、自分が探していた株のオーナーがジェボクであることを知って喜び、シウォルに報告をする。グァンイルと見合いをしたユジンはシウォルに会いに行き、本当に離婚をするつもりなのか確認する。そんな中、テジュンはグァンイルが実子でないことをジョンヒが知っていることを突き止める。グァンイルもまた、ジョンヒが真実を知っていると直感するが…。

テジュンはジェボクが株の保有者であることを知り、自分とグァンイルをヤンジグループから追い出そうとするテヤンへの怒りを募らせる。ジェボクは余生をミランと共に生きるつもりだとテヤンに報告し、ミランに母の形見の指輪を贈ってプロポーズする。テジュンはジェボクとミランが恋仲であることを知り、ミランにジェボクの説得を頼めとグァンイルに指示。グァンイルはミランの店を訪れ、実の息子である自分を助けてほしいと頼むが…。

グァンイルから渡された睡眠薬をジェボクに飲ませたミラン。臨時株主総会の朝、ユウォルは微動だにしないジェボクを見て不安に駆られ、すぐに救急車を呼ぶが、搬送中にジェボクは息絶えてしまう。その頃、テジュンはジェボクが心筋梗塞で亡くなり、臨時株主総会が中止になったと家族に報告。グァンイルはテジュンに渡された薬が本当に睡眠薬だったのか疑いを抱く。ミランは葬式にも出られないほど意気消沈するが、薬のことを思い出して…。

ウォルチョンの意識が回復したという知らせを聞き、テジュンとグァンイル以外の家族は病室に駆けつける。ところが、ウォルチョンは後遺症で記憶を失い、家族の顔を認識することができなくなっていた。これを知ったテジュンは、ウォルチョンを禁治産者に仕立て上げて財産を手に入れようとする。そんな中、チョン道士はユウォルとミランにジェボクの遺言を伝える。スッキ一家は、テヤンがジョンヒの実の息子なのではないかと疑い始めるが…。

グァンイルは、テジュンがシウォルまで殺すのではないかという不安に駆られて離婚を決意。ユジンと再婚するとシウォルに告げる。そんな中、スッキ一家はDNA鑑定によってユウォルがジョンヒの実の息子であることを突き止め、ユウォルを警戒する。一方ミランはユウォルをカフェに呼び出して謝罪しようとするが、ユウォルが過去の罪を知っていたことに驚く。ミランはドクシルにすべての秘密を明かし、ユウォルと離婚するように告げるが…。

チョン・ヘインが死ぬまでに一度は行きたかったというニューヨーク。準備段階から笑みを浮かべ、到着してからも憧れの街を歩くだけで幸せだと、終始笑顔でキュートな素顔を見せる。タクシーに乗車を断られてしょんぼりしたり、すてきな宿泊先を探検してはしゃいだり、本場のグルメに舌鼓を打ったり、ドラマでは見られないありのままの姿で楽しむ。更に、偶然出会った男性からは結婚を予言されて…

ハイテンションのニューヨーク初日、天気がいいので夜景を楽しもうと訪れたエンパイアステートビルで、大感動のヘイン。この眺めを独り占めするのはもったいないと、韓国にいる両親と弟にテレビ電話をかける。打って変わって曇り空の２日目は、まずマディソンスクエアパークへ。行列のできる人気ハンバーガー店の本店で、驚きの食べっぷりを披露する。そのあとは降り出した雨の中、公共図書館やグランドセントラル駅を訪れる。

友人のジョンゴンとヒョンスが合流し、楽しさも３倍になったニューヨーク旅行３日目。３人はペース大学を訪れ、演劇の講義を聴く。全てが英語の講義に緊張が隠せないヘインだが、教授から飛び入り参加まで提案される。大学をあとにした３人は、スタッフが全員ブロードウェイ俳優の卵で、店内でパフォーマンスが見られるという人気のレストランへ。そこでも感動の出会いが。

ニューヨークの街は秋の装い。ヘインたちはトレンチコートでばっちり決めて、歩き旅に出発。まずはブルックリン橋をマンハッタン側からブルックリンに向けて渡る。自由の女神とも対面できて大感動。人気のエリア、ダンボでブランチを楽しんだあとは、ビーチで水切り対決をしたり、地下鉄に初めて乗ったりする。更に街を歩いていると、ニューヨークの撮影クルーに声をかけられて…

ニューヨーク５日目は、ヒョンスの手作りわかめスープと白米の朝ご飯でスタート。パワーをチャージした３人は、土曜日でにぎわうヒップな街、ウィリアムズバーグへ。ショッピングを楽しみ、人気のフードマーケットでは超激辛チキンバーガーに挑む。ホットソースが大好きなヘインは完食できるのか？グラフィティの聖地・ブッシュウィックでアートを楽しんだあとは、ヘインの念願の場所へ。

ニューヨークの美食を楽しんできた５日間だったが、韓国の味が恋しくなった３人はスーパーへ買い出しに。ヘインとジョンゴンが夕食を作る。翌日はあいにくの雨だが、ヘインが手配していたレンタカーでドライブを楽しむ。その後、到着したのはハロウィーンの時期だけオープンするというゾンビ屋敷。あまりの怖さに最後までたどり着けずリタイヤする人が続出するといわれるが、果たして３人は無事に完走できるのか？

ＮＹ滞在の最終日、３人は思い思いの自由時間を過ごすことに。ヘインは自然の中で癒やされようと、セントラルパークへ向かう。公園内ではライブ演奏やパフォーマンスを見物したり、珍しい路上マッサージを受けてみたり。そして、木陰にレジャーシートを敷いてピクニックも。音楽を聴きながらゆったりと過ごし、映画のロケ地になった池でボートに乗り、憧れを実現できて大満足のヘイン。だが、ふと孤独を感じ…

８日間の旅行もいよいよ最後の日を迎え、３人はバスでカナダに移動。ヘインが死ぬまでに一度行ってみたかったという、ナイアガラの滝を訪れる。自然の驚異と美しさに言葉を失う３人だが、ジップライン、クルーズ船、滝の裏側ツアーの３つのアプローチで滝を満喫し、大はしゃぎする。そして最後の夜、滝が見えるホテルに泊まり夕食を楽しみながら、３人はこの旅を振り返り、本音を語る。

イ・ジンは勇気が持てなかった学生時代を思い出していた。高校に入学したジンは、何事にもやる気が起こらず無気力な学生だった。だがすべてが退屈というわけでもなかった。それはある人への想いがあったから…。

ユン・スホが働くカフェにやってきたジンは、スホに気づかれなくてもしかたないと思っていた。学生時代、透明人間のように過ごしていたから。だがク・ジヒョンだけは違った。ジンにとって初めてできた友達だった。

掃除当番のジンは、階段にいるソン・イェウンたちにビクビクして何も言えなかった。掃除ができず困っているとスホが現れる。ジヒョンにイェウンたちのことを相談すると、それは本当の友達ではないと言われ…。

ジンはチキンの配達を待ちながら写真同好会のことを思い出していた。それはスホと一緒に過ごした幸せな気分と似ていたから。チキンが届き扉を開けると、そこに立っていたのは配達員のイェウンだった。

ジンの態度が今までと違ってきたと感じるジヒョンは裏切られた気分だった。ジンも、ジヒョンが本心を言ってくれないことに不満を持つように。そんな中、イェウンからいじめを受けるようになったジヒョンは…。

ジンたちはジヒョンの誕生日を祝うため、ジヒョンの家を訪れる。イェウンがジヒョンに無理矢理ケーキを食べさせたりと、いじめはエスカレートしていくが、見て見ぬふりをするジンの態度にジヒョンはさらに傷つく。

存在感がなかったジンは、いつの間にかクラスの中心的存在になり、ジヒョンとの関係がすれ違っていっても気づかぬふりをしていた。だがジヒョンの誘いを断ってしまったことをずっと後悔していたジンは…。

久しぶりに再会したジンとジヒョン。しかしイェウンが現れ、思わずジヒョンは逃げてしまう。必死に追いかけるイェウンは、逃げることをやめたジヒョンに対し、制服に着替え、高校生のイェウンとして話し始める。

女優としてインタビューを受けるイェウン。思いを寄せていたスホに気持ちを伝えることができず、ジヒョンに嫉妬していたイェウンは、嫉妬心からジヒョンをいじめてしまったことを後悔し、全てを語り始める。

インタビューの最後に“本当に伝えたかったこととは？”と問われたイェウンは、記者のジヒョンに“感謝を伝えたい”と答える。インタビューが終わると、そこにヘジやナイム、そしてジンとスホが現れる。

時は1970年。ヤンジグループの会長ウォルチョンは都市開発を控え、経理部のテジュンに江南の土地買収を指示。未婚で妊娠中の長女ジョンヒとの結婚を条件として、テジュンに出世を約束する。時は流れ、1997年。新人会計士のユウォルは、恋人のシウォルが秘書として働くヤンジグループの監査を担当し、会計処理の不審な点に気づく。一方、テジュンの息子であり後継者候補の副会長グァンイルは、片想いするシウォルにアプローチするが…。

グァンイルは会計の基礎を教わるという口実でシウォルに会い、海外出張に同行してほしいと誘うが、自分は個人秘書ではないときっぱり断られる。一方、上司から解雇をほのめかされたユウォルは、ヤンジグループの下請け業者の自殺を目撃して、さらに思い悩む。しかし、信念を貫くべきだというシウォルの言葉に励まされ、会計士の仲間と共にヤンジグループの粉飾決算を暴こうと決意。シウォルはそんなユウォルに社内の機密文書を見せるが…。

ヤンジグループの不正を暴こうとしたユウォルは、会長のテジュンの指示によって追われる身に。これを知ったシウォルは慌ててユウォルを会社の外へ逃がす。一方、ユウォルの身元を調査したテジュンは彼の生年月日を見て、ある予感を抱き、ミランの店を訪問。ユウォルが自分とテジュンにとって危険な存在であることを確認する。一方、グァンイルは片想いするシウォルを父のテジュンが会社から追い出そうとしたと知り、怒りを爆発させるが…。

ヤンジグループの追っ手から身を隠すため、ユウォルは一人でソウルを離れる。その道中、ユウォルの車はテジュンが差し向けたトラックに追突され、崖の下に転落。翌日、ユウォルの交通事故のニュースを見たシウォルは警察署を訪れ、生存の可能性はほぼないと聞かされたシウォルは絶望の淵に立たされる。シウォルはユウォルがヤンジグループに脅迫されていたことを会計士のギジュンから聞き、さらにミランとテジュンの会話を耳にして…。