警察署でコ・ジンチョルを殺害した犯人の手がかりを探っていたマッド・ドッグは、その日ＪＨ法務チーム長のイ・ヨンホ弁護士が警察署に出入りしていた事実を突き止めた。その後イ弁護士とホンジュが密会しているところを目撃し、ますますテヤン生命への疑いを深めたガンウは、ある思い切った行動に出る。

ボムジュンの保険証券の原本をチュ・ヒョンギが持っているとにらんだガンウたちは、ヒョンギの自宅に潜入を試みる。読みどおり原本を見つけたハリとミンジュンだったが、アクシデントによりヒョンギが帰宅してしまう。そしてその晩、マッド・ドッグの事務所に思いもよらぬ人物が侵入するのだった。

ブラックボックスの音声コピーを手に入れたガンウだったが、データはねつ造されており、そこにキム・ボムジュンの声は入っていなかった。原本はチャ会長が持っているとにらんだマッド・ドッグは、会長の温室に潜入を計画する。ちょうどその頃、JHのチュ・ジョンピル会長の訃報が報じられ、ガンウは葬儀に参列することになるが…。

ガンウを釈放したホンジュは、しばらくの間おとなしくしているよう忠告する。一方、何者かに襲われたミンジュンはガンウの自宅に身を隠すが、家族と暮らした家で誰かと過ごすことに戸惑うガンウだった。マッド・ドッグはチョ班長の娘の手術が終わるのを見計らい、テヤン生命の不払い金を暴こうと動き始める。

不払い金の請求が殺到し、テヤン生命のサーバーはダウンしてしまう。そのうえミンジュンは生放送のインタビューでテヤン生命の疑惑を世間に投げかけるのだった。マッド・ドッグの動きを封じるため、チュ・ヒョンギが目をつけたのはヌリだった。そしてガンウは事務所に乗り込んできた検察によって逮捕されてしまう。

ハリ、ミンジュン、スンジョンは精神科病院に入院させられたヌリを救出しようと動いていた。一方、ガンウはホンジュを説得しブラックボックスの原本データを入手する。しかし、そのことがチャ会長の怒りを買い、再びミンジュンが命を狙われてしまう。ミンジュンへ迫った危険に気づいたヌリは…。

オ・ソラ看護師の協力のもと、ヌリの病室に盗聴器を仕掛けたマッド・ドッグは、その音声からオン検事長の狙いを知る。そして記者会見を開きブラックボックスのデータを公開しようとするが、それはマッド・ドッグの信用を失わせようとするホンジュの狙いだった。ガンウとミンジュンは罪に問われそうになるが…。

JHチュ前会長の死の真相、そしてチャ会長の思惑を知ったホンジュは、ヒョンギに検察の調べが入るよう仕向けるが、保険証券もブラックボックスも発見されなかった。オン検事長から責められたホンジュは、イ・ヨンホに指示しヒョンギの周辺を探らせる。そんな中、ガンウはマッド・ドッグを解散すると言い出すが・・・。

ホンジュは国土交通省の職員であるパク・ドンチョル、チョ・ソンホと接触し、ある取り引きを持ちかけていた。オン検事長がJHの増便に関わっていたこと、それをホンジュが知っていたことを示す証拠をガンウが持っていると知り、焦ったホンジュは国交省の職員2人を再び呼び出した。そこで話された内容に、ガンウは衝撃を受ける。

チュ・ヒョンギが801便の墜落事故を再調査すると表明し、世間に衝撃が走る。ヒョンギは保険更新契約書の署名を書き換え、事故の原因隠蔽の罪をＪＨチュ前会長とテヤン生命チャ会長になすり付けようとしていた。そしてガンウたちの元を訪れたヒョンギは、オ・ソラ看護師を始め協力者たちの名前を挙げ、マッド・ドッグを脅すのだった。

署名が書き換えられた保険更新契約書とブラックボックスの音声を世間に公表したチュ・ヒョンギ。マッド・ドッグは事故機を購入した人物を証明するため、ヒョンギが持つ購入契約書を入手しようと、脅しに屈したふりをして生放送のインタビューを行うミンジュン。そんな中、ガンウはミンジュンの命を狙うイ・ヨンホ弁護士と対峙するが…。

801便再調査の結果報告会見に向けて準備をするマッド・ドッグは、ＪＨの財務状況を調べた会計士や、機体を点検した整備士などの当時の関係者を探しはじめる。そしてついに会見が開かれ、すべての証拠を手に真実を暴こうと立ち上がるミンジュンだったが、その場にガンウの姿はなかった。

探偵事務所「ア・フュー・グッドメン」の探偵イ・ダイルは、ある子供の失踪事件の調査を依頼される。子供が消えた場所を調べるうちに、人間の仕業ではない可能性を疑うダイル。そんな中、ヨウルという女性がアルバイトの面接を受けたいと「ア・フュー・グッドメン」を訪れるが・・・。

見習いとしてダイルと共に調査に加わるヨウル。しかし、１人で夜の幼稚園に潜入したダイルは、何者かに襲われ姿を消してしまう。妹を殺した犯人を捜す約束をしてくれたダイルが黙って消えるはずがないと、必死に行方を捜そうとするヨウルだったが・・・。

ヨウルの元に戻ってきたダイルは、彼女の妹イランを殺した犯人を捜し始める。イランが働いていた職場のマネージャーを追ううちに、２人は“赤い服の女”にたどり着く。その女は、イランが自らをナイフで刺した現場でヨウルが見た女と同じ人物だった。

ダイルの実家を訪れたヨウルは、赤い服の女がダイルの母へ自殺をそそのかす声を聞く。実はダイルの過去にも赤い服の女が関わっていたのだった。母の死の真相を知り衝撃を受けるダイルを励ますヨウル。２人は赤い服の女を捕まえることを決心する。

捜査には所長の助けが必要だと感じたダイルは、所長に自分の存在を信じさせようとする。ダイルの死をなかなか受け入れられない所長だったが、３人で協力して女を捜すことになる。そんな中、ヨウルの元にイランの恋人だったギョルからプレゼントが届き・・・。

赤い服の女を止めるため彼女の腕をつかんだダイルは、体に異変を感じ倒れてしまう。ダイルとヨウルは幽霊の体について詳しく知るため、元巫女の監察医チェウォンの元を訪ねる。一方、１２年前に赤い服の女が関わったと思われる事件の関係者から所長の元へ連絡があり…。

ダイルたちはペク弁護士に協力を仰ぎ、赤い服の女がソンウ・ヘという女性だということを突き止める。そして彼女が生き霊であると知り、入院している病院へと駆けつける。そこでヨウルは「自分を殺せるのはヨウルだけ」というソンウ・ヘの声を聞いてしまう。

昔チェウォンが退治しようとして失敗した生き霊を訪ねたダイルとヨウル。生き霊を退治する役目が自分にしかできないことだと知ったヨウルは、決死の覚悟で１人ソンウ・ヘの元へと向かう。一方、ダイルは自らの力を強めるために、再び生き霊を訪ねる。

胸にナイフを突き刺され、呼吸が止まったソンウ・へ。すべてが終わったかのように思えたが、ソンウ・へが病室から消えたとの情報が入ってくる。人を操る能力はそのままに、肉体を持って自由に動き回れるようになったソンウ・ヘは、自らの手で殺人を犯し始める。

チョン・ドクジュンを捕らえたジョンデが取調べをする中で、テロの予告とも取れる発言が飛び出す。ダイルたちはテロが起きる場所を特定し、事件を未然に防ごうと動く。そしてテロを実行していたのはソンウ・ヘの指示で動くギョルだということが発覚し…。

ギョルの口からイランの死の真相を知ったヨウルは衝撃を受ける。一方、ダイルが生き霊であり、まだ肉体は滅んでいないと知ったヨウルたちはダイルの体を探そうとする。そんな中、チョン・ドクジュンが拘置所で死んだという知らせが入り・・・。

ダイルが自身の肉体に戻る時間になり独自に調査を進めていくヨウルだったが、時間になっても戻らないダイルの事が心配で仕方ない。そんなヨウルにジョンデは自らの想いを伝えるのだった。一方、ダイルを知る記者カン・ウンチョンが探偵事務所を訪ねてくる。

ヨウルはソンウ・への母を追ううちにギョルと出会う。「ダイルにソンウ・ヘは止められない」とヨウルを連れて行こうとするギョルに、怒りが抑えられなくなったダイルはヨウルにまで襲いかかってしまう。一方、ソンウ・ヘの母親は、娘との再会を果たし…。

ヨウルに内緒でジョンデの元を訪ねたダイルは、ある重要な頼み事をする。一方、殺された神父の検視を行うチェウォンからイランの姿が見えたと聞かされたヨウル。遺品である補聴器に死者と生者を繋ぐ巫具の力があると知ったヨウルは、ある行動に出るのだった。

悪霊化により自制が効かなくなっていくくダイルを「私たちが助ける」と励ますヨウル。一方、探偵事務所にはギョルからの意味深なメッセージが残されていた。ギョルを利用するソンウ・ヘの行動に疑問を抱くヨウル達であったが、ソンウ・ヘのもう一つの狙いが明らかになり…。

ヨウルを守るために自らを犠牲にしようとするダイル。そんなダイルの計画に気づいたヨウル達は一刻も早くダイルの体を探そうとするが、一足先にソンウ・ヘに居場所を突き止められてしまう。ギョルにダイルの体を連れてくるよう指示するソンウ・ヘだったが…。

ギョルがダイルと組んで自分を騙していたと知ったソンウ・ヘは、ギョルを殺そうとする。一方、ダイルがソンウ・ヘを監禁したことを知ったウンチョン。彼は過去の事件の真相を明らかにする為、一人でソンウ・ヘのいる病室へと向かう。

ウンチョンを助けようと駆け付けたヨウルだったが、またしてもソンウ・ヘに逃げられてしまう。そんな中、所長はソンウ・ヘに刺されてしまい、駆け付けたジョンデも撃たれてしまう。これ以上大切な人たちを犠牲にしたくないヨウルは自らの体を差し出す決意を固めるのだった。