ウジョンがアナウンサーとしてＡＢＣテレビに合格し、その知らせを聞いたジュウォンも一安心する。一方、突然、姿を消し音信不通になってしまったファギョン。ジェビンはファギョンを見つけ出そうと奮闘するが…。

一瞬の隙をつき、閉じ込められていた病院から逃げ出すファギョン。病院を突き止めたジェビンはファギョンを救出しに向かう。一方、オ会長の恐ろしさを知ったチャンスとヨンシムは、嘘がバレるのではと怯え…。

ミョンジュンはファギョンに固執するジェビンに忠告する。一方、チャンスはジェビンをオ会長の孫だと偽ったことに罪悪感を抱き苦しむ。そんな中、ヨニはオ会長にファギョンとジェビンを結婚させると宣言するが…。

ヨニが協力的な姿勢を見せないことに焦りを感じたファギョンは、ジェビンと結婚するための方法を必死に模索する。一方、ドビンの出生の秘密を知ってしまったジュウォンは、チャンスにそのことを問い詰めるが…。

いつか実の孫がドビンだとバレるのではないかと不安になったファギョンは、ウジョンとドビンを別れさせるため、ヨンシムに２人が会っていることを話す。一方、ドビンは車にひかれそうになったウジョンを助け…。

ファギョンがジェビンとの子を妊娠したと聞いたオ会長は、ファギョンが嘘をついているのではと疑い、妊娠の事実を確かめようとする。そんな中、ヨニからファギョンの妊娠を知らされたチャンスたちは驚くが…。

イタリア留学経験を持ち、靴職人として確かな腕を持つヘラ。しかし父が突然他界したばかりか、自殺を図った姉が昏睡状態から回復せず、釜山の靴工房でブランド靴の偽物を売りながら借金返済に追われる日々を送っていた。一方、ゴールド製靴の社長インジュンは、父のテ会長からアナウンサーのスヒョンとの政略結婚を急かされるが…。

イタリア革製造会社社長の酒の席に通訳として同行したヘラはインジュンと出会う。契約獲得のための彼の態度に憤慨するが、誠意ある謝罪に心を許す。帰宅後、靴工房は借金取りにすべてを奪われもぬけの殻状態に。そんな中、靴の修理を依頼しに来たテオから、あるパーティーの誘いを受ける。翌日、ヘラはインジュンと再会し…。

パーティー会場でインジュンと再会したヘラは再び彼のピンチを救い、２人でスカイクルーズを楽しむ。ところがそこにスヒョンが現れ、自分がオーダーしたドレスを無断で着たヘラを平手打ちし、ドレスを引き裂く。現実に引き戻されたヘラは、パーティーで垣間見た華やかな世界を目指し、何としても釜山を離れようと決意して…。

テオから大金を提示されインジュンの心を盗むよう言われたヘラ。気の進まないヘラだったが、寝たきりの姉が緊急手術を受け大金が必要になる。覚悟を決め、テオと契約を結びお金を手に入れる。一方、インジュンはセンタン百貨店とのコラボ事業が難航。新デザイナーの面接中、探していたデザイナーが実はヘラだったと分かり…。

スヒョンの父チャ会長の誕生会を欠席して釜山に向かったインジュンは、ヘラにデザインを買いたいと告げ、キスをしようとする。ヘラはそんなインジュンをさえぎり、自分がデザインした靴を渡す条件として「私を好きにならないで」と思わせぶりな言葉を残す。そんな中、インジュンはテ会長と義兄ジョンホから工場設立の圧力を受け…。

どん底の人生から抜け出すためにテオと手を組むことを決意したヘラは、ソウルに上京してゴールド製靴のデザインチームに入社。これを知ったスヒョンは、会社へ押しかけヘラを追い出そうとする。だが、インジュンはヘラを守り、スヒョンを部外者扱いする。その態度に躍起になったスヒョンはアートディレクターとして発言権を得て…。

退勤後に会社に戻り、インジュンに歓迎会をしてほしいと頼んだヘラ。別れ際に、インジュンから言われた「また明日」という言葉に居場所があることを実感する。その後、親友ソニョンの弟ウィゴンが酔っ払いの女に絡まれて大ゲンカをして捕まったと連絡を受け…。一方、居酒屋にいる２人を目撃したスヒョンは苛立ちを募らせる。

インジュンは新入社員を激励するという口実で何かとヘラを気遣う。靴職人だった亡き母の話に共感してくれるヘラにますます惹かれ、インジュンはスヒョンとの結婚に迷いを感じはじめる。ところが、チャ会長から結婚を急ぐように催促されてしまう。一方、ヘラはテオからインジュンの心を早く盗むよう強く責められて…。

インジュンは新作の靴を真っ先にヘラに贈り、スヒョンとは結婚しないとテ会長に伝えようとする。しかし、叔父のヒョン室長からヘラとテオが一緒にいる写真を見せられ、ヘラに注意しろと警告される。一方、ヘラは上司に命じられ、スヒョンに新作の靴を届けることに。スヒョンはヘラを床に突き飛ばし、テオとの関係を責め…。

インジュンがスヒョンとの結婚を発表。ヘラはテオとの取引に失敗し契約破棄を願い出るが、続行を強いられる。さらに去り際、テオがヘラに渡したのは、ヘラの姉が自殺を図り病院に運ばれた時の領収書だった。そこにはなぜかインジュンのサインが…。一方、社会奉仕に行ったウィゴンは、そこで酔っ払い女のジョンミンと再会する。

交通課警察キム・ヨングンは、信号無視をした車を検問中に刺され、逃走するソン・ビョンギルに向け発砲してしまう。この件でヨングンは広域捜査隊の異様に厳しい取り調べを受ける。そんな彼のもとに、監査4班のト・チグァン班長が現れる。また、チグァンはビョンギルの家の前で張り込み中、ヨングンとチャン・へリョン広域捜索隊班長に遭遇する。チグァンとヨングンは事件を追ううち、裏に何かが隠されていると感じ、ビョンギルが入院している病院に向かう。

ビョンギルの病室には彼の弁護士として、敏腕弁護士ハン・テジュが待っていた。警察の教唆で、CH建設キム会長の息子チャフンを誘拐したと主張するビョンギルは、チャフンの居場所を教える代わりに、自分も現場に連れて行くように要求する。ヨングン、チグァン、テジュは、ビョンギルの要求をのむ。しかし道中ビョンギルは連れ去られ、広域捜査隊キム・ガンウク刑事に撃たれる。死の間際にチャフンの居場所を教えられたチグァンとヨングン、テジュはビョンギルの実家に向かう。

ビョンギルの残した言葉を頼りに、ビョンギルの娘アルムに会いに行ったヨングンは、そこにいたキム刑事ともみ合いに。するとチャン・へリョン班長が現れキム刑事に向けて発砲する。監査4班は不正捜査チームとなり、ヨングンと顧問弁護士としてテジュも加わる。そんな折、テジュは、弁護士受任料を踏み倒して逃げたヒョジョンから連絡を受ける。ヒョジョンの入院先にはイ・ドンユン検事がいた。テジュは、ヘリョンが担当した臓器売買事件とヒョジョンの腎臓移植には関係があると睨み捜査を始める。

ヨングンは、テジュの過去を調べるうちに、自分がテジュといつ、どこで初めて会ったのかを思い出す。テジュを事務所まで車で送ったヨングンは、待ち伏せていた臓器売買組織の黒幕キム室長に刺される。不正捜査チームは、キム室長と彼を操っている人物を捕える計画を立てる。しかし、ヒョジョンからテジュは警察と手を組んでいると聞いたイ・ドンユン検事が、キム室長逮捕作戦を先に開始してしまう。そして、キム室長に会っていたヨングンは危険に陥り負傷する。キム室長は逃走するが…。

不正捜査チームは、キム室長の口を封じた黒幕捜査を始める。一方、殺害されたはずのシン・オソン会長の息子、イソプがフィリピンから帰国したとの知らせに困惑するイ検事。しかし、イ検事は、ヨングンが彼を動かす者を突き止める前に殺されてしまう。また、シン会長捜査終了に納得のいかないテジュは、チャン・へリョン班長を疑う。そんな折、ヨングンは突然、刑務所にいる父ジェミョンから手紙を受け取る。15年ぶりに再会した父に、金庫破りオ・サンド事件を再調査するよう頼まれ複雑な心境に。

賄賂帳簿の行方を追うおとり捜査は失敗するが、ヨングンはムイルグループのチョン・ソクテ会長の息子、チョン・ハヌクを逮捕する。そして手がかりを探しに、拉致されたオ・サンドの妻イ・ギョンエの家に向かう。一方テジュはジェミョンと面会し、あることを提案し、またチョン会長にも取引を持ちかける。同じ頃、チグァンとヨングンは刑務所までサンドの面会に行き、彼を連れ出そうとするが、その途中でサンドは重傷を負ってしまう。そして、サンドが搬送された病院に、テジュが現れる。

ムイルグループのパク・シヨン室長はサンドを消そうと病院に潜入する。しかし、待ち構えていたチグァンとヨングンに逮捕される。ヨングンは行方不明のサンドの妻ギョンエの自宅を再捜査し、ルミノール反応で浮かんだおびただしい血痕に言葉を失う。一方、テジュがハヌクとバーで会っている最中、サンドがハヌクを連れ去ってしまう。チグァンはパク室長からギョンエの遺体を埋めた場所を聞き出し、ヨングンたちと「ソニル生態公園」に向かう。

「ソニル生態公園」でヨングンがハヌクともみ合っていると、猟銃を持ったサンドが現れる。ハヌクへの復讐しか頭にないサンドを説得するヨングンだったが、サンドはチグァンに撃たれて息絶える。納得のいかないヨングンは、テジュと組んで殺人犯を探す決心をする。「ソニル生態公園」では複数の遺体が発見され、そのうちの１体がペク・ソンチョルのものだと判明。ソンチョルが最後に会った人物が父、ジェミョンだと分かり、ヨングンは父に会いに行き、テジュはソンチョルの妹ソンイに会いに行く。

ソンイが何者かに襲われ、弁護を任せているテジュに事件の真相を告白する。一方、ヨングンはジェミョンを泳がせて事件を解決しようと、15年ぶりに仮釈放されたジェミョンを家に迎える。ジェミョンは、賄賂帳簿の場所がわかったら教えると言い残し、出かけてしまう。ヨングンは行方をくらませていたパク・シヨンから連絡を受け、事件には黒幕の腐敗警官がいると打ち明けられる。また、ジェミョンはまず妻の納骨堂に寄り、その後、パク次長に連続殺人犯を探し出す決意を伝える。

ヨングンはジェミョンと一緒に暮らすようになり、幼いころ自分が目撃した、母を殺した犯人が本当にジェミョンだったのか自信が持てなくなる。一方、ジェミョンはチグァンを疑い、彼のもとに銃を持って現れる。チグァンは、ヒョングの死はジェミョンと関係があると疑い、ジェミョンを尾行する。そんな中、ジェミョンが浴室で遺体で発見され、ヨングンのチグァンに対する不信感が膨らむ。テジュは、ジェミョンの指が切断されているのを確認し、復讐すべき真犯人に近づいたと確信する。

葬儀場に来たチグァンに、彼を疑いながらも黒幕を突き止め真犯人逮捕の決意を固めたと話すヨングン。チグァンは謹慎の身となり、半強制的に休暇を取ることになる。徹夜で事件を調査して寝落ちしたヨングンに、早朝、ぺク・ソンイから電話がかかってくる。ヨングンはソンイの家に駆けつけるが、彼女は姿を消していた。チグァンは次長に、帳簿のデジタルファイルを見つけるため、ペク・ソンイ失踪の捜査を任せて欲しいと申し出る。そして、チャン・へリョンと組む条件を飲み捜査を始める。

ヨングンは、特殊清掃会社高麗クリーニングが清掃に入っていた部屋で、血まみれのソンイの指輪を見つける。テジュは、ソンイの貸し倉庫から帳簿を見つけ出し、地検長を追い詰める。これを知ったパク次長と地検長はチグァンを呼び出し、帳簿を取り戻すためなら手段を択ばなくていいと指示する。次長からテジュの事務所の鍵を受け取ったチグァンは、ヨングンとテジュの事務所で落ち合おうと連絡する。しかし、ヨングンはチグァンが失踪直前のソンイに会っていたことを知り、チグァンを疑う。

テジュの事務所で争うチグァンとヨングン。テジュが戻り、ソンイはチグァンの指示で、マンションの別室に隠れていたため無事だと連絡を受けたと告げる。一方、ヨングンは、同僚のチョ・スヨン警長に、チームが監視されていたことを知る。ヨングンはジェミョンが隠した帳簿データを見つけるが、何者かに襲われデータを奪われる。テジュは、パク・シヨンから真犯人“亀”の存在を聞き出す。ヨングンは、庁長に帳簿のファイルに、地検長の麻薬吸引映像があったと告げ、捜査を任される。

帳簿を手にいれた“亀”は弱点を消すため、捜査線上の人物を消しに掛かる。テジュは、窮地に陥った地検長を救う代わりに、真犯人を教えてもらう。すると答えはエリートの集まり「チャンサ会」だと打ち明ける。しかし、地検長はその場で何者かに銃殺されてしまう。パク次長を疑う庁長の後押しを得て捜査に励むヨングンたちは、テジュのオフィスに残っていた殺人犯“亀”の血痕が消されひどく落ち込むが、予期せぬ新たな証拠を得る。押収麻薬の廃棄に使われていたのが高麗クリーニングだったのだ。