ウジョンの見舞いに来たジェビンはＤＮＡ検査センターから出てくるミョンジュンを目撃し、そのことをジュウォンに報告する。一方、クォン室長からミョンジュンがＤＮＡ鑑定を依頼したと聞いたファギョンは衝撃を受け…。

ジュウォンによってＤＮＡ鑑定の結果がすり替えられ、ミョンジュンはその鑑定結果に胸をなで下ろす。そんな中、ヨニは鑑定結果が陰性だったことに安堵するも、ミョンジュンが鑑定を依頼したという事実に激怒する。

突然、意識を失い病院へ運ばれたオ会長。知らせを聞いたミョンジュンは淡い期待を抱きながら病院へ向かう。一方、ウジョンの弟ウチョルからもらった折り紙の中に書かれていた文章を見たジェビンは衝撃を受け…。

ウチョルの折り紙を見て出生の秘密を知ったウジョンは、自分に事実を隠し続けてきたジュウォンに対し激しい怒りをぶつける。ウジョンはミョンジュンに会いに行くが、ミョンジュンが事実を知らないことに疑問を抱き…。

医師から真実を聞いたファギョンは驚がくし、鑑定書をすり替えた人物を突き止めようとする。そんな中、ジュウォンから鑑定書をすり替えたと聞かされたウジョン。ウジョンを心配するジュウォンは秘密にするよう説得する。

ヨニから兄ヨンソクの息子を引き取ったヒョンスクという人物について問い詰められたオ会長は、ヨンソクの息子が生きていることを明かす。そのことを知ったミョンジュンはミン秘書に、息子を捜すクォン室長を見張らせ…。

ファギョンから鑑定書はすり替えられたもので、ウジョンが実の娘だと聞かされたミョンジュンは改めて検査結果を確認しようとする。一方、ドビンの携帯にかかってきた電話に出たウジョンはソ常務を助けに向かうが…。

オ会長の命を救ったことで家に招待されたドビン。ヨニはファギョンがドビンに好意を抱いていることに気づくが、ミョンジュンは反対する。一方、ソ常務を助けたウジョンはミン秘書によって拉致されてしまい…。

行方不明になったウジョンを捜すドビン。ドビンからウジョンの居場所を教えろと迫られたミョンジュンは、ウジョンがいなくなったことを知る。一方、ウジョンはミン秘書がミョンジョンの指示で自分を拉致したと思い…。

ミョンジュンはファギョンに、ウジョンは障害物にすぎないと断言する。一方、ウジョンはミョンジュンには二度と会わないとジュウォンの前で涙を流す。そんな中、ヨニはジュウォンに対し、できる限り遠くへ行くよう脅し…。

ウジョンの身を案じたジュウォンは、海外で勉強してはどうかと留学を勧める。一方、オ会長とファギョンが店に来たと聞いたジェビン。ファギョンのあとを追うが、そこでドビンに告白している姿を目撃してしまい…。

拉致を指示したのがファギョンだと知ったウジョンはファギョンを問い詰める。そんな中、ヨニはスポンサーという権力を利用し、局長にジュウォンを使うなと圧力をかける。そのことを知ったジュウォンはオ会長を訪ね…。

ジュウォンから、ファギョンが実の孫ではないと聞かされたオ会長は衝撃を受ける。一方、チャンスに弁当を届けに来たジェビンは偶然、チャンスとヒョンスクの会話を耳にしてしまう。ジェビンはその驚きの内容に戸惑い…。

オ会長に家を追い出され、泥酔したファギョンをホテルに送り届けたジェビン。一方、ファギョンが追い出されたのには別の理由があると感じたヨニはジュウォンを問い詰める。さらに、ウジョンと鉢合わせたヨニは…。

ドビンは拉致の黒幕が本当にファギョンなのかを確認するため、ファギョンを呼び出し問い詰める。そんな中、ミョンジュンはウジョンを食事に誘う。ミョンジュンはウジョンに海外へ留学するよう提案し…。

朝鮮王朝時代。王の息子はまだ幼く、王の母、大妃は後継者争いを恐れていた。王の弟カンは、王座に就く絶好の機会だと宮殿に向かう。一方そのころ、数年前に戦死したはずの王の末弟、フィが人知れず帰還し、彼もまた宮殿に向かっていた。

朝廷の重臣の娘チャヒョンは、絵を描くことが大好きなおてんば娘。花嫁修業を抜け出して行った店で、ずっと欲しかった貴重な青色の顔料を見つけるが、売るのを拒む店主ともみ合いになっているところに、ちょうどフィが現れ、助けてくれたが…。

撃毬（キョック）の試合は、兄カン側の勝利で終わる。この試合を無断で見に来ていたチャヒョンは兄に見つかり、フィの控室に逃げ込むが、フィが戻ってきてしまう。フィの部屋にチャヒョンがいたのを目撃したカンは、彼女が重臣ソン・オクの娘だと調べ、勝利の宴（うたげ）をソン・オクの屋敷で開かせることに。

国王の側室がひそかに息子を出産する。カンを世継ぎにしたい伯父のヤンアン大君は、ある策を講じることに。チャヒョンが気になるフィは、彼女が傷の手当てをしてくれた手拭いに花の絵を描き、欲しがっていた青色の顔料を添えて届ける。だが、返事がないので、馬の描き方を教えると彼女を誘う。

カンの船から川に飛び込んだチャヒョン。彼女を助けたフィは、ついに自分の思いを告白する。フィはカンに、チャヒョンに手を出すなと告げる。そして、カンとナギョムの祝言の日が訪れる。花嫁の友人として出席していたチャヒョンは、そこでフィが王の弟、大君だと知ってしまう。

女真族が北方を襲撃したという知らせが届くなか、国王が倒れてしまう。カンの一派の重臣が、王に代わって頼れる世継ぎをすぐに定めるべきだと声を上げる。そんな中、戦地へ行くことを決意したフィ。チャヒョンは行かないでほしいと訴え、仏の前で結婚の誓いを交わす。

戦地へ向かったフィと討伐隊。チャヒョンは手縫いの綿入れをフィに渡すため、なんと兵士に変装して一行についていく。チャヒョンの母は娘が討伐隊について行ったと気づき、あわてて夫に報告。ちょうどその場にいたカンが、自分がチャヒョンを連れ戻すと申し出る。

女真族との交渉に行ったフィだが、味方の軍が攻撃を始めてしまう。女真族の長（おさ）と裏取引をしたヤンアン大君の罠（わな）だったのだ。ヤンアン大君は、血の付いたフィの服を王と大妃に見せ、フィは戦死したと偽りの報告をする。カンからフィの死を聞かされたチャヒョンは…。

フィが北方で戦死したとされて3年が経過。都では国王が倒れ危篤だが、王の息子はまだ幼い。カンは、今こそ王座に就く絶好の機会だと宮殿に向かう。そのころ、やっとの思いで帰還したフィは宮殿へ。フィは、なんとか母である大妃に生存を伝える策を練る。

フィは、女真族と裏取引をした証拠の書状があるとカンに告げ、測位する幼い王のために尽くすならば、その件は表沙汰にしないと迫る。大妃はフィの遺言を受け、世継ぎの王への即位式を早める。やがて、フィとチャヒョンの祝言の日が決まる。

フィとチャヒョンの祝言の日に謀反が起きた。フィは幼い王の身を案じ、宮殿に向かう。刺客の1人が謀反の首謀者は王座を狙うフィだと自白するが、チャヒョンは信じられない。宮殿に着いたフィは、王の居所に煙が出ているのを発見し、すぐに王を連れ出す。だが、そこにフィを捕らえに来た兵が現れて…。

逆賊として投獄されたフィ。牢まで会いにきたチャヒョンに、望みを捨ててはならないと告げて励ます。チャヒョンはカンに会い、自分を捧げるのでフィを助けてくれるよう頼む。朝廷の重臣たちは、フィを死罪にするよう、大王大妃に訴える。カンは母である大王大妃の苦しみをくみ、流刑にとどめると決める。

チャヒョンは監視の目をかいくぐり、ルシゲとともにフィのいる流刑地の島へ向かう。カンの手下オ・ウルンは、島の監督官ト・ジョングクに、「フィが逃亡を図ったのを兵が阻止した」という筋書きで暗殺する計画を明かす。その夜、すでに島からの脱出を決意していたフィたちは、オ・ウルンらの襲撃の一足先に家を抜け出していた。

ついに幼い甥（おい）から王座を奪ったカン。カンを訪ねたチャヒョンは彼を殺そうとするが、失敗し幽閉される。チャヒョンに嫉妬するナギョムは、夫カンの許可なしにチャヒョンを拷問にかける。流刑地の島に残っていたルシゲは、生きていたフィと再会。フィたちが秘密裏に都に戻ると、チャヒョンがカンの側室になったという噂が耳に入る。

フィは尼寺へ送られるチャヒョンを救い、隠れ家の山寺へ連れていく。チャヒョンは、フィが生きていたと知り喜ぶ。だが、彼女がカンの側室になろうとしたという噂をフィが信じていたことに憤り、2人の関係はぎくしゃくする。ヤンアン大君はカンの即位を明（みん）に正式に認めてもらうため、チャヒョンの父ソン・オクに上奏文を書くよう迫る。