ヨンテの墓参りで彼を偲ぶボンとエリン。ボンはシッターの仕事を再開させ、幼稚園から帰る双子たちを迎えに。エリンは新たな就職先の面接に出向くが、そこで彼女を待っていたのはヨンシルだった。やがてボンはNISのミッションのために海外に飛び立つ。1年後、ポーランドにいたボンが銃口を向けたのは宿敵ケイだった。一方、死んだはずのヨンテだったが、意外な場所で彼の“弟”が出現し…？ そんな中、エリンに重要任務が下される。

事業に失敗し、多額の借金を抱えた人気コメディアンのシン・ドンヨプ。飲酒運転まで起こしたドンヨプはすっかり落ちぶれ、芸能界からも完全に干されてしまった。1年後、大林洞に身を隠していたドンヨプは朝鮮族の女性チェオクと出会う。同じく借金を抱えるチェオクに、偽装結婚でお祝い金を稼ごうと持ち掛けられる。一方、サラ金に勤めているシングルファーザーのチョン・サンフン。一度のミスで取り立てチームに異動となり…。

父親が銀行員だと信じている娘ボベのため、今日も嘘をつきながら働くサンフン。初めて取り立てを担当することになった相手はなんとドンヨプだった。お人好しのサンフンの説得に流され、ドンヨプは高校で臨時教師として働くことに。問題児たちを受け持ったドンヨプだが、教師とは思えないドンヨプの言動に戸惑う生徒たち。自殺未遂をした女子生徒を救い、一時は持てはやされたものの生徒に煙草の吸い方を教えたことがバレてしまう。

ボベが欲しがった世界名作全集をなんとか譲り受けたサンフン。ところがボベの一番読みたがっていた白雪姫の絵本だけが中に入っていなかった。あちこち捜し回るものの手に入らず、結局譲ってくれた女性イム・チョンアに連絡を取ることに。しかしチョンアの態度は冷たく、納得のいかないサンフン。ところが家に帰るとボベが白雪姫を読んでいて…？一方、ドンヨプは美容室で偶然出会った中国人女性ビンビンと恋に落ちる。

借金取りに追われていることをビンビンに話せないまま、会うことを続けるドンヨプ。家で二人きりのいい雰囲気になったところで、タイミング悪く借金取りが押し掛けてくる。ビンビンからの手紙をシムスに代読してもらったドンヨプは振られたと思い落ち込むが、それを見ていたサンフンは複雑な気持ちだった。一方、ドンヨプの件も含め取り立て成績の芳しくないサンフンは悪徳債務者たちの担当にさせられてしまうのだった。

自警団での相棒ギルガンが強面なのをいいことに、取り立てに連れまわすサンフン。ところがサンフンの行動でギルガンは「自分のことが好き」なのだと勘違い。なんとか誤解を解いたサンフンは、ボベとウォーターパークに遊びに行くことに。ところがチーム総出の取り立てに駆り出されてしまう。何とか辿り着いたウォーターパークで再びチョンアと出会ったサンフン。子どもたち同士が仲がいいことを知り、夕飯まで一緒に食べることに。

小さなライブカフェで皿洗いのバイトを始めたドンヨプ。ある日、町内で逃げ出した闘犬を自宅にかくまうことに。初めはすぐに逃がすつもりだったものの、一緒にいるうちに少しずつ情が移っていく。ライブカフェのオーナーに頼まれ久々にMCの仕事を受けたドンヨプだったが上手くいかずに落ち込む。ある日、家に帰るとぐったりした闘犬が。腎臓結石を患っているという医者の言葉に、手術費を工面したいドンヨプが選んだ方法は。

チェガル部長からアボカド金融のワークショップの司会を頼まれたドンヨプ。嫌々ながら仕事を受けるも、サンフンからチェガル部長が気分次第で利子を取り消してくれることもあると聞き、急きょゴマをすりはじめる。ところがやることなすこと全て裏目に出てしまい上手くいかない。一方、ボベとデハンを祖母の家に預けたサンフンとチョンア。帰りにヒッチハイクをしていた若者を乗せるも、あまりのマナーの悪さにチョンアは思わず…。

朝鮮族を馬鹿にするような若者たちの言動に怒ったサンフンは問答無用で若者たちを降ろす。これまで温厚だったサンフンの変わりように驚きつつ、自分を気遣ってくれる姿に少しずつ心を開くチョンア。一方のドンヨプは、ひょんなことからチェガル部長の妹ステファニーに気に入られてしまう。冷血漢のチェガル部長がワガママで自由奔放なステファニーの言いなりになっているのを見て、彼女を利用しようと企むドンヨプだったが…。

ステファニーに結婚しようと言われ悩むドンヨプ。しかし借金のことを考えて結婚することに。ところが婚姻届けを出しに行く当日、気分屋なステファニーに振られてしまう。サンフンはボベが職場体験で銀行に行くと聞き、大慌て。チームに相談し、アボカド金融を銀行と偽ることに。なんとか誤魔化しきることに成功したサンフンは、チョンアと一緒に食事をすることに。ところがそこにドンヨプが現れ、サラ金だとバラされそうになる。

酔ったチョンアとドンヨプが意気投合しているのを見て気が気でないサンフン。そして案の定ドンヨプが口を滑らせ、サンフンがサラ金業者だとバレてしまう。そんな中、会社の金を横領して逃げたパク・マンスを偶然見かけ捕まえたドンヨプ。金を返してもらおうとするがマンスも一文無しで、そのうえ白血病で余命一年だという。死ぬ前に一度だけと言うマンスの頼みを仕方なく聞いてやるドンヨプだが、偶然買った宝くじで奇跡が起きる。

当たり券を持ち逃げされてしまい落ち込むドンヨプ。チョンアは酔ってドンヨプの話を覚えていないというが、サンフンは自分のためにわざと黙っているのではと不安で仕方ない。そんな時、サンフンはチョンアが違法賭博場に入っていくのを見てしまう。案の定、捜査が入りチョンアを含め賭場にいた全員が警察に連行される。ところがチョンアは「自分たちはダンス同好会だ」と言い張り、呆れ果てるサンフンと警察だが…。

デハンがCM撮影に行くと聞いたボベはついていくことに。撮影現場で監督の目に留まったボベは急きょメインに抜擢され、なんと次の撮影の依頼まで。そんなボベが気に入らないデハン。ある時、スタントマンが来ないせいでデハンの出演シーンがカットされそうになる。代役を申し出たサンフンだったが、結局ケガを負う。一方、ドンヨプにはまたも再起のチャンスが。ところがチェガル部長と一緒にいる時に2人とも拉致されてしまう。

チェガル部長を拉致したのは最近VIPになったソン・チャンという男の一味だった。チェガル部長が何者かに拉致されたと気づいたアボカド金融の社員たちは、手分けして捜索に踏み切る。ドンヨプはチェガル部長からさまざまな話を聞き、複雑な気持ちに。なんとか助け出されたドンヨプは、待ち合わせの場所へ。一方、チョンアと付き合い始めたサンフン。しかし周囲の目が気になって2人の恋愛はなかなかうまくいかずにいた。

2人を知る人たちを避け、子どもたちを預けてこっそり遠出することにしたサンフンとチョンア。波乱万丈ながらも楽しい旅を終えて帰ってくると、ボベは別れた妻と一緒にいた。一方、謎の美女の正体が友人だったソン・ヨンナクで、会わない間に性別を変えたと知り驚愕するドンヨプ。ミソに名前を変えた友人の頼みとは、「自分が本当に女になっているか確かめてほしい」というものだった。初めは断ったドンヨプだったものの…。

道端でミソと言い合いになったドンヨプは、その姿を撮られ暴行事件の加害者として世間を騒がせることに。それを知ったミソは、ドンヨプのために自分の秘密を記者に明かすのだった。一方、元妻が訪ねてきた理由を聞き悩むサンフン。チョンアにも知られ、別れた理由を打ち明ける。ところが病院で妻といるところをチョンアに見られてしまい、義父にも離婚したことを知られてしまう。さらに幼稚園からボベがいなくなったと連絡が。

ひとりでいるところを無事に保護されたボベ。両親と暮らしたいと言うボベにサンフンと元妻は謝ることしかできない。義父にもボベのためにやり直してはどうかと言われ、サンフンは悩む。一方、トーク番組の出演をきっかけに芸能界復帰が決まったドンヨプ。それから3年後、それぞれがそれぞれの道を進み、サンフンは再び芸能人として返り咲いたドンヨプのマネージャーに。そしてドンヨプがメインの新しい番組が始まろうとしていた。

新米検事ウン・ソルも東部地検に来て早１年。カル・デチョルを部長検事に、ト・ジハンを首席に迎え、再スタートを切る。新体制に入って最初の事件は社内セクハラ殺人未遂事件。他殺を疑うソルとは裏腹に、証人として現れた解剖医ペク・ボムは自害の可能性があると主張する。ボムは未だにオ・マンサンの事件を調べていた。

国立科学捜査研究院のボムたちのもとに麻薬の密輸に関わったボディーパッカーの遺体が運び込まれ解剖することになるが、そこへ怪しい組織が乗り込んできて遺体の中から麻薬を探せと脅される。カル部長は何か企んでいるようで、突然セクハラ事件の裁判は自分が担当すると言い出し、捜査を続けてきたソルたちは困惑する。

麻薬を飲み込んでいるはずのボディーパッカーの腹は空っぽだった。誰が麻薬を横取りしたかで、組織の仲間割れが始まり、ボムたちはそれに巻き込まれていく。解剖と検査の結果からボムが導き出した犯人は…。一方、セクハラ事件の事実が判明しないまま被害者のカン・アルムが死亡、ソルは解剖を頼むためボムのもとへ向かう。

ジハンは国税庁にまで捜査範囲を広げ、入社後間もなく退社した女性社員の存在を知り、証言を頼む。麻薬事件から解放されたボムは休む間もなくアルムの解剖に取り掛かる。東部地検の未来のスター検事とおだてられたカル部長検事は、なぜかジハンたちの渡した資料を見ずとも自信がある様子。果たしてアルムは他殺か、それとも自殺か？

別々の場所でほぼ同時に交通事故に遭った新婚夫婦。死亡時刻は数十分差で妻ジュヒのほうが遅かった。14歳年上の夫ホグには莫大な財産があり、妻側の遺族は死亡時刻の遅いほうが財産を相続すると主張する。夫側の遺族は相続を阻止しようと、カル部長検事と水面下で交渉を始める。検察は、国科捜に正確な死亡時刻と死因の鑑定を依頼する。

マ・ドナム課長の命令を無視して解剖をしたボムだが、すぐに死亡時刻を特定できずマ課長に馬鹿にされる。しかしボムは何か考えがあるようで…。ボムに気がある薬毒物科のサリーは、協力すると言ったソルに家を交換しようと提案をする。一方、ソルは妻ジュヒの応急処置をした医師がジュヒの妹から大金を受け取っていた証拠を掴む。

妻側の遺族による妻ジュヒの死亡診断書の操作が判明。騒動に終わりが見えた頃、ボムが地検にやってくる。ボムは、妻ジュヒは事故直前に意識を失っており、それが事故の原因であると主張する。他殺の可能性を提示するボムの鑑定結果に、事故として捜査していた検察は新たに犯人探しを始める。マ課長はボムに手柄を取られまいと躍起になる。

検察が夫婦宅の防犯カメラを確認すると、不審な動きをする人物が捉えられていた。ボムが事故車の鑑識を行ったところ、ホグの事故車内のエアバッグに何者かの口紅とDNAが付着していた。妻ジュヒ殺害を企てたのは遺産を狙った妻側の遺族なのか、それとも結婚に反対していた夫側なのか？そして幸せそうに見えた夫婦の素顔とは？

シングルマザーの調査官ハン・スヨンの娘ソヒョンがひき逃げされた。しかしソヒョンが運び込まれた病院の担当医チャン・チョルは、事故を目撃したという幼稚園バスの運転手の話を聞き、すぐに犯人を言い当てる。一方、モーテルで女性の焼死体が発見される。不可解な痕跡が多く残された怪しい現場にジハンたちは戸惑う。

モーテルでの焼死体事件が起きて間もなく、その近所で女性の首つり遺体が発見される。遺体はどちらも赤いストッキングを履いており、殺害の手口や背中の傷も酷似しているため、検察は連続殺人事件の可能性もある猟奇事件として捜査を進めることに。国科捜も事件の手がかりを得るために被害者2人の遺体の解剖を始めるが…。

犯人がストッキングを大量に購入したことを突き止めた検察は、次の犯行を阻止しようと焦る。しかし予想通りの時間に、トイレで大量の血液が発見される3番目の事件が発生。遺体の鑑定結果を急ぐ検察だが、今回ばかりは手がかりを見つけられないボム。そして、ソルをあざ笑うかのように新たな犠牲者の足首が発見される。

次々に事件が起こる中、チームから離れ単独で最初の事件の調査を進めていたジハンに職務執行停止処分が下されてしまう。最後の切り札ともいえる遺体の鑑定結果から得られた情報は少なく、ソルは追い詰められる。焦ることなく解剖を続けていたボムは、突然検察の会議に乗り込み、検察の見解は全て間違っていると言い放つ。

ボムの鑑定により、殺害されたのは最初に発見された遺体だけだと判明。ジハンも復帰することができた。世間からの批判を恐れる検察上層部により、ソルは会見を押し付けられる。殺害された遺体から発見された他者の血液が、なんと死んだはずのマンサンのDNAと一致する。解剖からボムが導き出した犯人像とは？