ファジンは哲宗に渡すはずだった帳簿を結局チョ大妃に渡してしまう。ソヨンを王妃の座から引きずり下ろしてほしいと頼むが、チョ大妃は帳簿を利用してキム家全体を危機に陥れようと計画する。一方、端午節を迎えてうたげの準備に忙しい水剌間。しかし待てど暮らせど食材が届かない。倉庫にあった干物も全て腐り、米にも毒が混ぜられ、このままでは料理ができない状態。困った哲宗は永平君に食材の調達を頼むが…

窮地に陥った水剌間では、飲み水にまで毒を入れられて熟手たちが全員倒れてしまう。見て見ぬふりをしようとしていたソヨンだが、結局は男装してうたげの準備を手伝うことにする。ソヨンのおかげでうたげは成功を収めたが、禁衛営に潜り込ませていた秘密の護衛武士の正体をジャグンに明かされてしまう。何もかも諦め、涙を流しながら端午祭の祈りをささげる哲宗。しかし突然爆発が起き、哲宗は血を流して倒れてしまう。

哲宗が床に伏せている間、ムングンは帳簿を無くしたことをジャグンに打ち明ける。哲宗が帳簿を持っているようだと聞いたジャグンは、ソヨンに哲宗の一挙一動を報告するように伝える。一方、爆発事件を調査中の義禁府。ビョンインは今回の爆発に国内で作られた煙硝が使われていたことを知る。ジャグンの右腕である兵曹判書が管理しているだけに、父親を疑うビョンインだが…

哲宗をホン・ヨンだと勘違いしてついに一夜を共にした哲宗とソヨン。翌朝、勘違いに気付いたソヨンはひたすら哲宗を避けるが、哲宗はソヨンに愛を告白する。一方、哲宗から罷職を言い渡されたジャグンは大王大妃と共にソヨンの毒殺を試みる。それに気付いたダミャンがソヨンを救うが、不敬を働いたとして投獄されてしまう。哲宗にダミャンを助けてほしいと頼み込んだソヨンだが、結局ダミャンは賜薬を下されてしまう。

哲宗が密かに送った合図を見て、ダミャンが生きていると気付いたソヨン。哲宗から事の次第を聞いて安堵する。その後ソヨンは早速、自分を陥れようとした者たちへの復しゅうを始めることにする。一方、哲宗はファジンとソヨンの発言から、８年前の井戸での出来事について疑いを抱くようになる。「童蒙先習」を見たソヨンの態度でその疑いは確信に変わろうとするが…

哲宗に200年後の朝鮮の知識を教えることにしたソヨン。それを聞いた哲宗はソヨンを兵書作りに参加させる。男装をして兵書作りに参加するソヨンだが、そこへ偶然ファンがやってくる。イ・センマンとの再会に喜ぶファンだが、哲宗はソヨンになれなれしく接するファンに嫉妬する。一方、水剌間で酒を飲もうとしたところ謎の吐き気に襲われたソヨン。しばらくたっても吐き気は治まらず御医を呼ぶが、とんでもないことを告げられる。

妊娠して絶望していたソヨンだが、我が子が王になれば最強の権力を得られると気付き、一生懸命胎教に励むようになる。しかしチョ大妃によって、ソヨンがみごもったのは哲宗ではなくビョンインの子だといううわさが広められる。キム家の名誉を汚したとしてソヨンに激怒する大王大妃は、ビョンインにソヨンの首を切るよう命令する。ビョンインから話を聞いた哲宗はソヨンを救うための行動に出るが…

哲宗のいない宮廷で過ごすソヨンだが、何をするにも哲宗のことが頭から離れない。そんなソヨンのもとに、哲宗が崩御したという知らせが伝えられる。ビョンインは永平君が東匪と共に仕組んだことだと説明するが、ソヨンは信じない。こっそりと死体を確認しに行ったソヨンは、安置されているのが哲宗の死体ではないと気付き、哲宗を捜すために宮廷を出る。しかしビョンインに見つかってしまい…

ビョンインのおかげで何とか追っ手から逃れたソヨン。山の中を１人でさまよっていたところ、哲宗と再会する。哲宗に連れられて東匪の本拠地へ行くと、そこには死んだと思っていたチェ尚宮とホン・ヨンの姿があった。さらにはマンボクまで合流し、献上品を納める手押し車に隠れて宮廷へ入ろうと計画を立てる。即位式当日、宮廷へ入ってきた手押し車を見たジャグンは、義禁府の兵士に中身を確認するよう命じるが…

無事に宮廷への潜入に成功した哲宗とソヨンだが、即位式の時間が早まったことを知らされる。焦る哲宗に対し、なぜかソヨンは余裕の表情。しかし即位式を止めに行く途中、ソヨンは銃を構えた男を見つける。哲宗をかばおうとしたソヨンは撃たれてしまい、それを介抱しようとした哲宗も撃たれてしまう。ソヨンが命の危機にひんしたことでボンファンの魂は現代へと戻ってしまうが…

三揀択が近づいているが、いまだに王の顔を見たことがないソヨン。内官に袖の下を渡してまで王の顔を見ようとするが失敗に終わる。そんな中、宮廷で１人の男に出会う。見覚えのあるその男が忘れられないソヨンは、このまま王と結婚してもいいのか悩んでしまう。一方、筆名を使って小説を書いたファジン。女官たちの間で大人気の小説となるが、チェ尚宮に没収されてしまう。しかしチェ尚宮も、読んでみると手が止まらなくなり…

王妃辞典を作るためにソヨンを訪ねた哲宗。しかしソヨンの部屋にはいつもソヨンの男友達が集まっていた。それに嫉妬した哲宗は、一番大切にしている男は誰なのかと質問するが、ソヨンの答えを聞いてさらにいじけてしまう。一方、川の水が逆流したり空から怪雨が降ったりするなど、怪奇現象が起こり始めた朝鮮。民は世界が滅亡するのではと恐れ、宮廷でも滅亡のうわさが広がる。ソヨンと哲宗も眠れない夜を過ごすが…

テハン大を首席で合格したハン・ダウンは典型的な優等生タイプ。勉強は得意でも恋は苦手で片思いしかしたことがない。そんなダウンの前に突如現れたイラ。ほれっぽいダウンは早速イラに恋心を抱く。一方バレーボールのプロ選手として活躍していたヘソンは新たな道を求めて大学に入学。成績を上げるため優等生のダウンに目を付ける。セッター不在に悩んでいたバレー部の主将イラはヘソンの入学を知り勧誘しようと心に決める。

ヘソンが姿を現すとたちまち黄色い声がキャンパスに響き渡る。アイドル並みの人気を誇るヘソンだがバレーボールに興味がないダウンは彼が花形選手だと知らなかった。そんなダウンに“恋の相談に乗る代わり勉強を教えてほしい”と持ちかけるヘソン。一方、イラはヘソンをバレー部に誘うがあっさりと断られてしまう。そこで他の部員も動員してヘソンの気持ちを変えようとあれこれ画策するのだが…

いくらイラたちがバレー部に誘っても興味を示さないヘソン。バレー以外の道を求めて大学に入ったヘソンには入部する気持ちなど全くなかった。イラはいつもヘソンと行動を共にしているダウンを訪ね、何とかヘソンを説得してほしいと頼む。ヘソンの気持ちを知っているダウンは板挟みになり葛藤するが、バレーで説得するようにとイラにアドバイスする。それを聞いたイラはあるアイデアを思いつき実行に移そうとするが…

ヘソンを入部させるためにイラが思いついた作戦は、予定外の敗北で失敗に終わる。高校生にも負けてしまったイラはショックを受けるがヘソンの勧誘を諦めるわけにはいかない。一方イラに近づくため応援団に入ることを思いついたダウン。入団テストがあると知り、こっそりと練習を開始するのだが、ヘソンに見つかってしまう。下手なダンスを見せても優しい言葉をかけてくれるヘソンにダウンの心は揺れ始める。

けがをしたダウンに替わって勝手に入団テストを受けに来た双子の姉アルム。テストには見事合格したもののヘソンに出くわして替え玉だったことがばれてしまう。厳しく追及されたアルムは本当のことが言えず、ヘソンはダウンが替え玉を送り込んだのだと誤解する。何も知らないダウンは突然家を訪ねてきたヘソンに冷たい言葉を浴びせられ戸惑うばかり。そしてヘソン自身も冷静なはずの自分が感情的になっていることに動揺する。

ダウンの恋を助けるため交換条件をのんだヘソンは約束どおり体育館に現れる。しかしコート脇から眺めるだけでいつまでたっても練習に参加しようとしない。そんなヘソンの態度に業を煮やしたイラが食ってかかり、バレー部とヘソンの間には一触即発の不穏な空気が漂う。そんな中、新入生のバレー部員２人はヘソンに正直な気持ちを伝えて説得を試みる。夜、イラたちが飲んでいるとそこに新入生２人に連れられたヘソンが姿を現して…

ダウンとヘソンは経営学部の新入生歓迎会に参加する。お開きになったあと、深酒したヘソンを心配し後を追うダウン。応援団の入団テストに合格したら気持ちを伝えようと思っていたのに、いざヘソンを前にすると何も言えない。ヘソンは替え玉の件で誤解していたことをダウンに謝り、恋愛カウンセラーは下りると告げる。ヘソンとプレーしたイラは圧倒的な力の差に落ち込むが、同時に必ず勧誘しようと心に誓う。

恋心を抱いていたイラに交際を申し込まれ、喜ぶべきなのに動揺するダウン。食事に誘われてイラと学食へ行くが次第に体調が悪くなっていく。講義前、意識を失ったダウンをヘソンが病院まで運ぶ。病院で目覚めるとそこにはヘソンがいて、彼のちょっとした言動にもどぎまぎするダウン。一方何も知らないイラは夜になってダウンに電話をかけるのだが、電話に出たのはダウンではなく知らない女だった。

せっかちで押しの強いイラはつきあい始めたばかりのダウンに早速ペアリングをプレゼント。だがヘソンへの思いを胸に秘めたダウンは、積極的なイラにどう接していいか分からず困惑してしまう。そうとも知らずダウンのペースに合わせていこうと決意するイラ。一方、偽学生の２人は大学で思うようにヘソンに近づけないいらだちからダウンへの恨みを募らせていた。そして一か八かの計画を思いつく。

電話で呼び出されたダウンはヘソンの身を案じて店に駆けつける。先に来ていたイラはそんなダウンの姿に胸騒ぎをおぼえる。少し遅れてやって来たヘソンは、だまされたことに気付くとさっさと店から立ち去ろうとする。しかしイラはどんな理由でヘソンが駆けつけたのか知りたがり、２人の間に緊張が走る。結局イラは手を傷め、ヘソンが主将代理に指名されることに。イラはダウンの気持ちを確かめるために偽メールを送るのだが…

双子のダウンとアルムを見分けられないイラはとんでもないミスを犯してしまう。魂が抜けたようなイラの姿を遠巻きに見つめるバレー部員たち。イラは恐る恐るダウンに電話するが、当のダウンは平然としていた。それどころか“先輩ともっとうまくいくように努力する”と言う。予想外のダウンの言葉に一転して有頂天になるイラ。やたらハイテンションなイラの姿に部員たちは訳が分からずあぜんとする。

知らない間に退学届が出されていたことをチェ監督からの電話で知ったヘソン。勝手なことをした父への怒りは収まらず、何とかなだめようとするチェ監督に自分の思いを吐露する。そんな中、キム助教はキャンパスでヘソンにばったり会い、退学届を見てしまう。キム助教からヘソンの退学を知らされたダウンはいてもたってもいられなくなり、ヘソンに今すぐ会いたいと伝えるのだが…

キャンパスで抱き合うヘソンとダウンを見たイラは怒りを爆発させる。話し合いたいと言うダウンを家まで送ると、イラは勝手にインターホンを押してダウンの母に挨拶し始める。戸惑うダウンにまだ自分が彼氏なんだと言い切る。そしてヘソンに会ったイラは春季大会が終わるまで休戦にしようと提案をする。ヘソンが加わった新チームで参加する春季大会がいよいよ始まろうとしていた。

ヘソンが入部してもやはり試合に勝てないテハン大。春季大会でもストレート負けをして４年生の一部はヘソンに不満をぶつける。しかしヘソンの肩を持つ下級生もいて、部員同士の対立が徐々に深まっていく。ヘソンは強豪校相手にはなから勝つ気のない部員たちを一喝する。春季大会の合間にダウンと町をぶらぶらするヘソンだったが、道行く人たちに気付かれて追い回されることに。そんな姿を他の部員たちにまで見られてしまい…

春季大会中にこっそりデートを楽しむダウンとヘソン。イラと出かけようとしていたハンソルは、そんな２人の姿を目にして動転する。イラに気付かれずに何とか切り抜けることができたものの、二股を掛けているダウンに対して反感を抱く。一方、これまで試合に出られるのは４年生を中心としたメンバーだったが、ヘソンが選手リストを変更したことで部内に新たな波乱が巻き起こる。

スビンと歩いていたハンソルは、またもダウンとヘソンが抱き合う姿を目撃。イラへの裏切りだと思ったスビンは２人に駆け寄り手を振り上げる。スビンのビンタはすんでのところでヘソンに止められるが次の瞬間、別の人影がダウンに襲いかかる。ダウンをかばったヘソンはけがを負い手術を受けることに。医師からまひが残るかもしれないと聞いて泣き崩れるヘソンの家族。その姿を見たダウンは自分を責めてしまう。

ダウンはイラとの関係に区切りを付けるため、別れを告げて謝る。それから２か月が過ぎ、リハビリ中のヘソンと会えず寂しさを募らせるダウン。応援団の練習でも笑顔を見せず先輩に心配されてしまう。イラはヘソンの様子を見に病院を訪れるが、大学リーグ出場は難しいと言われてしまう。それでも選手リストにヘソンを乗せてほしいと監督に頼み込むイラ。果たしてヘソンは出場できるのか。

ヘソンが大学リーグに加わり快進撃を続けるテハン大バレー部。一方でイラはダウンとヘソンの間に割り込み、2人のデートを邪魔し続ける。ある日、嫌がるヘソンを無理やり合宿所まで連れていくと次期主将になってくれないかと持ちかける。ヘソンは大学リーグが終わったらすぐプロに復帰するつもりだったが、お前には海外で活躍してほしいというイラの真剣な言葉に心が揺れ始めて…