スルヘは夢がかなって刑事課に異動となり仕事も恋も順調かと思いきや、前世のことを思い出し自分をお姫様扱いするチャウンの態度に戸惑いを隠せない。チャウンが前世のことでゴムと仲たがいしたことにも納得がいかず、しばらく距離を置こうと告げる。刑事課への異動を歓迎してくれたヒスの態度も少し引っ掛かるものがある。そんな中、事故が頻発するトンネルの前で女性の幽霊と出くわし、チャウン抜きで何とかしようと考える。

正式につきあうことになったスルヘとチャウンだが、有名人のチャウンとは外でのデートもままならない。その上、マジックファクトリーの社員たちからも、自分たちの成仏まではスルヘがチャウンに感謝するような行動を取るなとくぎを刺される。ゴムが成仏すればチャウンの能力も消え、社員たちも成仏するしかなくなるからだ。そうなればチャウンもマジシャンをやめるしかなくなるが、みんなの成仏が最優先だと行動を始める。

スルヘに迫ったり妙なことを口走ったり署内でも急に同僚に殴りかかったりと、様子のおかしいヒス。犯人を射殺したことで心を病んだのかと心配したスルヘはチャンホに話をしようとするが、チャンホがスルヘに対する本音を話しているのを聞いてしまいショックを受ける。弱音を吐くスルヘを励ますチャウンだが、相変わらず恋人らしい行動はおあずけ。そしていよいよ、ドンチョルの結婚式と社員たちとの別れの時間が近づく。

チャウンからのプロポーズを期待していたスルヘだが、別れを告げられてしまう。神降ろしを受け悪霊を退治することを決めたチャウンは死を覚悟していた。イェジの協力でチャウンと再会したスルヘは思いをぶつけるが、その帰りに悪霊に取り憑かれたヒスに襲われる。その時、ヒスの自我が悪霊に抗い自らトラックの前に飛び出す。悪霊は動けなくなったヒスの体を捨ててチャンホに憑依し、チャウンの神降ろしを阻止しようとするのだが…

理由も分からないまま恋人に振られ、仕事では理不尽な上司とクライアントに振り回されるコ・ホ。副業の執筆業で成功すれば退職願を出すと意気込むが、それもうまくいかない。そんなある日、尊敬する上司の死をきっかけに人生を見つめ直すことに。親にも煙たがられ仕事に生きると決めたコ・ホだが、ある日突然チームを異動することになる。嫌な上司から離れられると思ったのもつかの間、そこへやって来た新しい上司は元彼氏だった。

いつもよりおしゃれをして出勤したコ・ホは、ファン・ジフンに気があるのかと同僚たちにからかわれる始末。異動の撤回を願い出るコ・ホだが、元上司のカン・テホにあっけなく断られてしまう。気まずい中で仕事をするコ・ホは、ジフンとの過去を思い出していた。そんな中、ジフンの歓迎会が開かれることに。無理やり参加させられたコ・ホは、やりきれない思いが込み上げ泣いてしまう。そこへ元上司のテホがやって来て…

何とか働くコ・ホだが、ジフンと女性社員のやり取りを見てもやもやが募る。やり場のない気持ちにいらだつコ・ホ。ジフンも気まずいのか、思わずコ・ホを避けてしまうように。一方、チェ理事から食事に誘われたコ・ホは、かつての上司であるカン・テホや同僚と比べ心の中でこっそり採点していた。そんな中、コ・ホは母の勧めでお見合いをすることに。だが、その場をカン・テホに見られてしまい…

撮影予定の広告にトラブルが発生し、急きょ会議が開かれた。だが、そこでもコ・ホと元彼氏のジフンは意見が対立してしまう。お見合いに失敗して母親にも小言を言われ、踏んだり蹴ったりのコ・ホ。そこへ会食の連絡が入るが、気が乗らないコ・ホは同僚とクラブへ向かうのだった。だが、そこで会社の後輩であるジョンミンと鉢合わせてしまう。何とか切り抜けようとするコ・ホだが、酔ったジョンミンにキスされてしまい…

クラブでのことを覚えているのかいないのか、コ・ホにアプローチするジョンミン。現場を目撃したテホとジフンは、ジョンミンへの当たりが強くなる。そんな中、テホの助けを借りたコ・ホはジフンと共にタレントのもとへと急ぐ。無事トラブルが解決し喜ぶ２人だが、まだ気まずい雰囲気は変わらない。一方、コ・ホからお礼の電話を受けたテホは、心配な気持ちを押し殺し冷たくあしらってしまう。

コ・ホが心配で、彼女のスケジュールまで確認するテホ。海辺での撮影に参加していたコ・ホは、新人の頃にテホと初めて仕事をした時のことを思い出していた。一方、ジョンミンからのアプローチは続き、同僚にも気付かれてしまう。ジョンミンの態度に戸惑う中、食事の席にジフンも合流し更に気まずい雰囲気に。そしてついには、ジフンが元彼氏だということをテホに聞かれてしまい…

ジョンミンと食事に行くコ・ホだが、安っぽい店にがっかりしてしまう。思い切ってデートをしてみたが、自分の勘違いかもしれないと思うコ・ホだった。そんな中、テホはジフンにコ・ホをチームに戻したいと直訴する。だがジフンは、コ・ホを異動させる気はないと拒否するのだった。ジフンはテホのやり方に納得がいかず、２人は対立してしまう。更にジフンはコ・ホからも距離を置かれ、いらだちを隠せずにいた。

社内コンペが開かれることになり、両チームの間にはピリピリした雰囲気が漂っていた。一方、コ・ホとジフンはクライアントのもとへ出向くことに。そこでテホを悪く言われたコ・ホは、同調したジフンに怒りが込み上げ２人は言い争いになる。そんな中、ジョンミンと鉢合わせたコ・ホはとんでもない提案をされ困惑してしまう。そこへチェ理事がやって来るのだが…

ヒヨンにはジョンミンからの提案に乗ってみろと言われるが、きっぱりと拒むコ・ホ。もやもやしながらチェ理事に連れられて客先へ向かうと、そこには他の女性とデートしているジョンミンがいた。ジョンミンの話には耳も貸さず腹を立てるコ・ホ。しかし体調を崩したコ・ホは、サービスエリアに１人残されてしまう。帰る方法がなく途方に暮れる中テホから連絡が来るのだが…

テホに送ってもらったコ・ホは、いつもと違う雰囲気に戸惑ってしまう。テホの気持ちを勘ぐるコ・ホだが、気のせいかもしれないと一蹴するのだった。だがいつもとは違って見えるテホを前に、社内でもドキドキを隠せないコ・ホ。一方、社内ではコンペの準備が佳境を迎えていた。何としても勝ちたい両チームは、ついに相手のアイデアを盗み見しようとたくらむのだが…

社内コンペで勝ちたい両チームは、お互いの資料を盗むことに成功する。だが、どちらも相手の考えはお見通しで徒労に終わるのだった。そんな中、コ・ホはクライアント側で起こっていた問題について知ってしまう。それさえ解決できればコンペで勝てるのだが、テホに伝えるべきかどうか悩むことに。だが、そこでコ・ホは自分の思いに気付くのだった。

Ａチームの広告案をのぞき見したコ・ホは、それがテホのアイデアだと気付く。そしてテホには長く片思いをしてる相手がいると聞かされるのだった。両チームがいがみ合っている中、コ・ホはパク課長と外回りへ。相変わらず自分の行動をチェックするテホからの電話を受け、説教されるのかと身構えるコ・ホ。だが、そこでテホから意外なことを言われ…

偶然、コ・ホの母親と会ったジフンは、彼女に恋人未満の存在がいると聞かされる。一方、パク課長と遊園地に写真を撮りに行ったコ・ホは、昔ジフンとデートをした時のことを思い出していた。そんな中、パク課長がけがをしてしまい、コ・ホは家まで様子を見に行くことに。だが、そこへテホとジョンミンもやって来て…

テホとジョンミン、そしてパク課長との４人で食事をすることになったコ・ホ。しかし３人は互いをけん制し、妙な雰囲気に。悶々とする中、兄に呼び出されたコ・ホは長年の思いをぶちまけてしまう。ストレス解消に激辛料理を食べるのだが、その場で倒れてしまい病院に運ばれたコ・ホ。そして迎えに来たジフンを前に抑えきれない思いをぶつけるのだった。

上司にセクハラを受けるコ・ホを助けたテホ。問題にならないかと心配するコ・ホに、なんとテホはデートを申し込む。そわそわするコ・ホだが、デートの場所に選んだのは仕事で行った遊園地。テホは機嫌が悪くなるが、いつもと違って優しい態度にコ・ホは戸惑ってしまう。コ・ホは気持ちを確かめようとするが、はっきり言わないテホに悶々とし…

デートの帰り道、なぜ自分を異動させたのかと聞くコ・ホに、テホはついに本当の気持ちを告げる。だが舞い上がるコ・ホの前にジフンが訪れ、訳もなく別れを告げた理由を打ち明けるのだった。混乱したコ・ホは会社に遅刻し、テホに叱られてしまう。一方、社内では相変わらず不穏な空気が流れ、お互いをけん制し合うテホとジフン。しかし、ついにジフンがテホに宣戦布告し…

テホとジフン、そしてジョンミンとパク課長が集まり、誰が先にコ・ホに近づくのかを決めることに。そこになぜかチェ理事も加わり、それぞれに点数を付けていく。コ・ホはテホを選ぶのではないかと思ったジフンは、仕事だとうそをついてコ・ホを誘い出す。だがやり直せると言うジフンに対し、コ・ホは頑なに否定する。

コ・ホを食事に誘いたいテホだが、なかなかうまくいかず会社の食事会へ行くはめに。そこでテホとジフンに挟まれたコ・ホは、気まずい中で何とか酒や肉を口に入れていく。そんな中、母親からの電話で兄が失踪したと聞いたコ・ホ。兄にひどいことを言ったコ・ホは、泣きながら後悔する。そしてジフンからアドバイスをもらったテホは、コ・ホと一緒に兄を捜しに行く。

自分が書いているウェブマガジンをテホに見られているのではと焦るコ・ホ。そしてついにテホと食事に行ったコ・ホは今までの不満をぶちまける。だがテホの意外な思いを知って２人の距離は近づく。そんな中、ジフンの父が亡くなり葬儀場へ駆けつけると、そこには憔悴しきったジフンの姿が。テホはコ・ホに寄りかかるジフンを見つめるのだが…

ジフンからの誘いを断れなかったコ・ホに、いらだちを隠せないテホ。ぶつかってしまう２人だが、コ・ホは大きな決断をするのだった。そしてまた、テホも自分の思いに正直でいようと思い立つ。今まで知らなかった母の思いや、周囲の人の意外な一面を知ったコ・ホ。過去と未来、何かを始める意味に気付いたコ・ホが選んだのは…

スニャン物産の未来資産管理チームに勤めるヒョンウは、スニャングループのチン・ヨンギ会長の側近として働いていた。そんなある日、チン会長が急性心筋梗塞で倒れ、副会長である息子のソンジュンが後を継ごうとする動きが加速していく。一方で検察に目を付けられているスニャンに家宅捜索が入る。ヒョンウは機密文書を整理する中で、裏金を作るためのペーパーカンパニーの存在に気付き、トルコへと向かうのだが…

銃で撃たれて崖から海へ落ちたヒョンウが目を覚ますと、そこは1987年。しかもスニャングループ創業者チン・ヤンチョル会長の三男であるユンギの末息子、ドジュンの体に乗り移っていた。全ての出来事が自分の知っているとおりに起きていることに気付いたヒョンウは、次期大統領が盧泰愚になることをヤンチョルの前で断言。金泳三と金大中による民主党候補の一本化が決裂することを言い当てたドジュンに、ヤンチョルは興味を持ち始める。

1996年、ドジュンはソウル大学法学部への入学を控えていた。9年前に盧泰愚の当選を的中させたことでヤンチョルからもらった盆唐の土地は240億ウォンの価値になり、それを全てドルに換えたドジュン。そして父親と一緒に出かけたニューヨークのフィルムマーケットで、外資系投資会社パワーシェアーズの東アジア支店代表オ・セヒョンと出会う。そんな時、スニャングループ内ではハンド製鉄に対する巨額の買収話が持ち上がり…

ハンド製鉄の買収に乗り出したスニャンだったが、パワーシェアーズとヤンチョルのライバル、チュ・ヨンイル会長率いるデヨングループも名乗りを上げた。ヤンチョルに買収を任されたチン・ヨンギ副会長だったが、思うようにいかない。一方、ヨンギの弟でスニャン火災社長のドンギは、ドジュンとセヒョンが極秘に会っていることをつかむ。隠し撮りされた2人の写真を見たヤンチョルは、ハンド製鉄買収の裏でドジュンが動いているのではないかと疑う。

1997年から始まった通貨危機により、韓国は“国家の経営破綻”という非常事態に見舞われていた。そして業界第２位のアジン自動車でさえも負債に耐えられず会社更生法の適用を申請。この危機を予見していたドジュンは、セヒョンとアジン自動車の買収に乗り出す。しかし、そこに手を挙げたのがスニャングループだった。国、そして世論もスニャンに優位な方向に動いていくが、ドジュンにはどうしてもアジン自動車を買収しなければならない理由があった。

スニャン自動車がアジン自動車を買収したものの、全社員の雇用が維持されることになった。これでヒョンウの父親が職を失うことも、母親が心臓まひで亡くなることも回避できるはずだった。しかし、喜ぶ彼が目にしたものは自殺した母の遺影だった。貧しかったはずの母がスニャン生活科学に投資していた痕跡を見つけたドジュンは調査を開始。その裏にはスニャングループの裏金工作があったことをつかみ…