失踪課におけるジュノの先輩刑事、ペク・イルドゥはミョンジンがシリアルキラーであることを確信し、かつてカンが住んでいた町で起きた失踪事件を調べ直すことにする。ヨナはトーマスが閉じ込めていた生者の詐欺師、ファン・ドゥチョルにジュノとの橋渡しを頼む。ワンはジョンアを拉致し、ウクをおびき出す。ウクはジュノに一緒に来てくれと頼むが、ドゥチョルからの連絡を待つジュノは…。

ワンにとらわれたウクは暴行を受け、もうろうとする意識の中で幼いころハン会長の娘が殺された現場に居合わせたことを思い出す。ヨナは死んだとウクに言われたジュノだが、信じることができない。ヨナの居場所を知らせる代わりにジュノからカネをせしめたかに見えたドゥチョルは逮捕される。ドゥチョルからもらったヨナの居場所が書かれたメモには、ドゥオン村の住所が書かれていた。

ジュノはドゥオン村の丘を訪れる。ジュノの来訪を喜ぶヨナだったが、ウクと会話をしながら隣の自分にまるで気付かないジュノの様子から、みずからの死を悟り、同時にウクが生者だと知る。そばで２人の会話を聞いていたヒョンミは、ウクが生きていることに安堵する。チャン・ミの願いでDVの証拠を警察に渡せずにいたパンソクだったが…。パンソクはドゥオン村の存在をジョンアに打ち明ける。

ウクとジュノはハン会長からスヨンの日記を託される。ウクとドゥチョルの証言が一致しても、ヨナの死を受け入れられないジュノは、結婚式を挙げるはずだった日、ドゥオン村の丘でヨナが隣にいることも知らぬまま慟哭する。パンソクはドゥオン村の人々の情報を書き込んだノートをジョンアの店に持ち込み、捜索を手伝ってもらうことにする。危険なことに飛び込もうとするウクをヒョンミは心配する。

ウクは連続殺人を指示した黒幕がハン会長の側近だと考え、自分がハン会長の孫を演じることで黒幕の本性をあぶり出そうとする。会長室に隠しカメラを設置すると、そこには金庫の中の遺言状を確認する側近たちの姿が映っていた。一方、殺人事件の証拠品からカンのDNAが検出され、カンはイルドゥの話術により意図せず事件への関与をほのめかす。ヒョンジの失踪現場に残っていたリュックからも新たなDNAが検出され…。

チェスン建設の臨時株主総会で孫を見つけたと報告しウクを紹介するハン会長。孫が見つからない場合財産を受け取る予定だったイ専務は焦りを見せる。そんな中、株主総会に姿を見せなかったハン・サンギル専務が遺体で発見される。現場の状況が自殺を示す中、自殺に見せかけた他殺を疑ったジュノはひそかに調べを進める。一方、ヒョンジのリュックから検出されたDNAは服役中のカンと一致し…。

カンは警察に移送され聴取を受ける。その様子を別室でパンソクが見守る中、カンは１枚の写真に反応するが中々口を割らない。一方、ウクがハン会長の孫ではないと感じたイ専務は、会長を郊外の別荘に連れ出し心臓発作に見せかけて殺そうとする。ウクが別荘に到着すると会長は頭から血を流していて、会長の娘スヨンを殺したことを追いつめられたイ専務はウクに襲いかかる。

ウクは体調不良を装い入院したイ専務からヒョンミがなぜ殺されたのかを聞き、激しく動揺する。早く自分を発見して欲しいと願うヨナはジュノに会いたいとウクに伝え、二人を会わせたウクは、ヨナの言葉を伝える。そして、ワンの部下たちがヨナを海に遺棄していたことを知ったジュノは、海洋警察の協力を得て大がかりな捜索を開始する。一方、ヒョンジの唯一の手がかりだったカンが自殺してしまい、パンソクは途方にくれる。

ヨナの葬儀に訪れたハン会長は、ジュノがヨナに贈ったネックレスを見て、自分の孫が誰だったかを悟る。ジュノは母親から実は幼い頃に施設から引き取られた養子で、実母が別に居た話を聞かされて動揺する。一方、ドゥオン村の付近でカンに殺された複数人の遺骨が発見され、その直後に、パンソクは今まで見えていた村が見えなくなってしまう。そして、パンソクとウクはドゥオン村と自分たちの関係を知るのだった…。

末期がんで余命僅かなユ・イノ画伯の誕生日を祝うため、親族が屋敷に招待される。イノの元愛人キム・ジヘとその娘ユ・ビンナ、異父弟トッコ・チョルと娘のソン、甥のユ・ヘジュン、マネージャーのムン・ジョンウク、さらに離婚後もイノと同居する元妻チ・ソリョンと家政婦のパク・ジンスクもいた。8人の間には既に気まずい空気が流れて…。

誕生日当日、ジヘは自分の部屋のドアの前で謎の手紙を発見する。有名画伯の誕生日とあって記者たちが取材に来るが、彼らの前でジヘは皮肉な態度を取ってしまう。誕生日祝いの席では、皆がプレゼントを用意してイノを讃えるも、どこか白々しい空気が流れていた。そんな中、チョルが大失敗をやらかし、祝いの宴は早々にお開きとなってしまうが…。

誕生会の翌朝、ベッドで息を引き取ったイノを発見したビンナ。皆も集まってきて、大騒ぎとなる。ジヘは24時間前のことを思い出す。隠し金庫の開け方が記された謎の手紙と鍵を受け取ったジヘは、手紙の主は誰なのか疑心暗鬼に捉われていた。彼女は遺言書を盗み見るために、ソリョンから盗んだ睡眠薬をジュースに溶かして、イノに勧めるが…。

自分が飲ませた薬のせいでイノが死んだのではと怯えるジヘ。やがて警察が捜査のためにやってくるが、ビンナはイノの死因を疑い、解剖を要請する。刑事たちは外部からの侵入者がいないことを確認すると、全員の事情聴取を開始。イノについての各自の言い分は両極端に違っていた。ジヘは、ソリョンが睡眠薬を毒薬にすり替えたのではと考えるが…。

逮捕されたジヘを救うため真犯人の手がかりを探していたビンナは、イノのがんが完治したという診断書を発見する。そんな中、弁護士がイノの遺言を発表。だが、遺言書の一部は紛失しており、このままだとビンナが全額を相続する可能性があった。ヘジュンは偶然発見された注射針を利用して彼女に濡れ衣を着せるが、ビンナは潔白を訴えて…。

刑事たちがやってきて、イノは睡眠薬のアレルギーで亡くなったと、その死因について報告する。不当逮捕された際、刑事にイノ完治の情報を提供したビンナは、彼らに協力しながら犯人を突き止めようと行動を開始。ジヘから、睡眠薬を一錠イノに与えたことを聞き出す。さらにジヘが受け取った手紙は、他の全員にも届いていたことが明らかになるが…。

深夜に何者かにゴルフクラブで殴られたビンナ。翌朝、倒れているビンナを全員が発見する。病院で治療を終えたビンナは、携帯に届いた“画伯の死の真相を追え”というウェブサイトのアドレスを確認。サイトを作ったのはソンだった。犬猿の仲だった２人は、サイトに寄せられた情報やソンが撮影していた動画を元に、協力して犯人を探り始め…。

イノがヘジュンを養子として戸籍に入れていたことが明らかになる中、紛失した残りの遺言書をビンナが発見。これで全員に平等に遺産が分配されることが決定する。ビンナとソンは協力しあって犯人探しを続行。2人が見つけた動画が元となり、ヘジュンが逮捕されてしまう。だが彼が刑事たちに公開した盗聴テープから次々と逮捕者が増えてしまい…。

ドリがジェミョンの息子だと知ったヘジュンは、ドリを置いてドバイで結婚するというジャヨンの話を聞いて驚く。ヘジュンは、自分の要求を受け入れなければユンギョンの前に姿を現すというジャヨンを止め、父と相談してから連絡すると告げる。ジェミョンはキャリーとヘジュンがドリの存在を知っているということに怯え、ユジンの告訴を取り下げる。一方、ユンギョンはファン・ジャヨン名義の借名株式について調べるために会社を訪れるが…。

納骨堂でウナと出くわしたミヒャンは、キャリーがウナの娘ユラを誘拐したと聞いてパニックに陥る。偶然居合わせたユジンもウナの言葉を聞き、母を誘拐犯だと疑う理由を尋ねるためにセラの元へ。セラはキャリーがユラを誘拐して殺したに違いないと断言するが、ユジンはキャリーが疑われていることが許せず、ユラを捜し出そうとする。そんな中、ユンギョンは先祖の墓地がある山が売りに出されたと聞き、ジェミョンを問い詰めるが…。

キャリーはユジンの部屋でユラ失踪時の資料を発見し、この件にはもう関わるなとユジンを叱る。ユジンは、ユラのこととなるとナーバスになるキャリーのことが理解できない。キャリーは1日でも早くジェイグループの経営権を手に入れてトロントに戻るべく、ジャヨンと会って株式を買い入れる。そんな中、ヒジョンがユラであるという親子鑑定の結果が出る。ヒジョンはウナとインチョルの家で暮らし始めるが、セラはこれを受け入れられず…。

ジャヨンはドリをジェミョンの家の前に置き去りにして、ドバイへ発つ。ヘジュンはユンギョンに電話をかけて友達の息子だと告げ、ジェミョンとともに大急ぎで帰宅する。株主総会が終わるまでは決してドリの正体を知られてはならないと焦るジェミョン。今日からここで暮らすと言い張るドリに、ヘジュンは守るべきルールを教える。一方、ユジンはヒジョンについて話すキャリーとオ秘書の会話を聞き、2人が自分に何かを隠していると知るが…。

ショッピング中のヒジョンとウナを見かけたユジンは、ユラが見つかったにも関わらず、ウナがキャリーに謝罪していないことに不満を抱く。一方、セラはドリがジェミョンの隠し子ではないかと疑い、ヘジュンを問い詰めて真実を聞き出す。ウナはセラからドリの存在について聞き、インチョルの予想が当たっていたことを知って、思わず笑ってしまう。そんな中、ジェミョンはキャリーが株主総会でドリのことを暴露するのではないかと不安になり…。

ジェミョンの手下に拉致されたキャリーは、自力で車から脱出。ユジンとともに、ドリを連れて株主総会の場に姿を現す。ドリは自分の父親がジェミョンであることを明かし、ユンギョンはショックのあまり卒倒。株主総会ではジェミョンの解任案が可決される。帰宅したジェミョンは、自分を追い出そうとするユンギョンと口論になり、思わず暴力をふるってしまう。一方、ヘジュンはドリを迎えに来てほしいという連絡を受けて、ユジンの元へ向かうが…。

ヘジュンは家から飛び出したユンギョンを追い、交通事故に遭って意識不明の重体に陥る。ユンギョンはヘジュンの執刀医から、腎移植が必要になりそうだと聞かされ、組織検査を受ける。ところが適合率が低いためドナーにはなれず、医師から実子に間違いないかと確認されて戸惑う。一方、ユジンはヘジュンが集中治療室にいると知り、いてもたってもいられない。キャリーも不安を感じ、夢にヘジュンが出てきたことを不思議に思うが…。

ヘジュンが我が子ではないという親子鑑定の結果を見て、大きな衝撃を受けるユンギョン。交通事故に遭った瞬間のヘジュンの言葉を思い出して号泣する。ユンギョンはウナの家を訪れ、30年前に病院で赤ん坊が入れ替わったのかもしれないと話す。ウナは実の我が子を捜すというユンギョンの話を聞いて、自分の悪事が明るみになることを恐れる。一方、ミヒャンはキャリーが息子とは知らずにヘジュンに復讐をしていると気づいて胸を痛めるが…。

ウナはユンギョンに本物の赤ん坊は生後まもなく死んだと告げ、赤ん坊をすり替えるように指示したのは、ユンギョンの母である亡きチョ会長だと嘘をつく。ユンギョンはウナの話を信じることができず、30年前に同じ病院で生まれた赤ん坊と妊婦の名簿を確認。その結果、キャリーが同時期に出産していたことに気づく。一方、ユジンはヘジュンを愛しているとキャリーに宣言し、彼が意識を取り戻すまでカナダには帰らないと言い張るが…。

ミヒャンを車に乗せて拉致したウナとインチョル。キャリーは警察を呼ぼうとしてウナと口論になり、その間にミヒャンは車から抜け出して行方不明になる。ユンギョンはマンションの階段で倒れていたミヒャンを偶然発見して保護し、キャリーに連絡をする。キャリーと話をしたユンギョンは、ヘジュンの生母がキャリーではないかという確信を強め、密かに親子鑑定を行う。一方、セラはユンギョンの態度が冷たくなったことに不安を抱くが…。

ミヒャンの告白により、ウナが赤ん坊をすり替えた張本人だという真相を知ったユンギョン。ウナのミスで我が子が死んだと聞いて怒りに震え、ウナの家を訪れて首を絞める。しかし殺すことはできず、ヘジュンをキャリーに奪われてもいいのかと逆に脅されてしまう。そんな中、ユンギョンはヘジュンの見舞いに来たセラを追い返し、ユジンだけを病室に入れる。キャリーはヘジュンの心配ばかりしているユジンに何とか復讐を続けさせようとするが…。

セラはヘジュンをユジンに奪われたくないという気持ちから、病室に忍び込んで酸素マスクを外す。するとキャリーが訪れ、セラはとっさにクローゼットに身を隠す。その場面に鉢合わせたユジンはキャリーがヘジュンの酸素マスクを外したと誤解。キャリーはそんなユジンにショックを受け、デニーは深まった母娘の溝を埋めようと努める。そんな中、ミヒャンが息を引き取る。キャリーはウナへの憎しみをいっそう募らせ、復讐を完遂しようとするが…。

キャリーは30年前にユンギョンと自分の赤ん坊がすり替えられたという衝撃的な事実を知り、ヘジュンが我が子なのかもしれないと考える。ユンギョンはキャリーに罪悪感を抱きつつ、ミヒャンから聞いた真実を伝えられずにいた。一方ユジンは、ヘジュンの呼吸器が外れていた日、セラが病室のクローゼットに隠れていたことをユンギョンから聞き、犯人だと疑ったことをキャリーに謝罪する。そんな中、ユジンはジェイグループの会長に就任するが…。